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箒星

公開されたMV見て泣き崩れた日のことはきっと一生忘れないんだと思う。
体がずっとつめたい。
こんなに簡単に1ヶ月が過ぎた。

人生賭けて追いかけたいと思ったものがある日突然なくなってしまったとき人生ってどうやって進んだらいいんだろうな。

今見ておかないと後悔することは分かってんのよ。
あなたがここにいるのは今しかないってこともわかってんのよ、最後なんだよ、そんなの、痛いくらいわかってるのよ。それでも辛いしどこに向かっていけば良いか、何にもわかんないんだよ。

1ヶ月経ってみると、なんだか静かになった。
だから怖い。あの発表が薄まっているみたいで。だって私はこれから愛する人の愛するグループからの脱退を迎えなければならない。そんな大きいことが控えているような毎日ではなく、なんだか静かだ。

少しずつ前向いて日常に、と思っていたけど、全然どうにもなってなかった。

なんでだろうね。なんでとか、私が何かできたとか、そんなことひとつもないんだけど
いつなら間に合ってたんだろう、間に合ったとかそういう話じゃないんだろうけど
どこかひとつのピースでも違っていたら5人でいられる未来が待ってたんだろうか。
そんなこと、言っちゃいけないのに。

ひとりで出るバラエティや番宣で、時折り作り物みたいに笑うあなたが、グループでいるときは安心したみたいにお腹の底から大きく笑う姿が大好きなんだよ。

楽曲に力がある、楽曲にパワーやメッセージを持たせられる、命を吹き込める人たちだからこそ
この曲を歌うあなたたちをこの目で見ることは叶わないんだなと、新曲どころか全ての曲を、もうあの場所で見られないこと、消化できなくて
3ヶ月与えられても、この3ヶ月をどうにもうまく過ごせなくて、苦しくなってしまってごめん。

私は大丈夫と思っていた。愛する人が批判されている言葉を目にしても、気にしないというか戦う姿勢すら持たなかったから、まあ私は私が見てきた彼がいるからなと思っていた。頼むから彼の目につくところじゃなくて日の当たらないところでやれよとは思っていたけど。けど、けど、私も私で傷がついていたらしい。今気づいた。
わたしが好きなあなた、わたしが見てきたあなたは、って書こうとしたのに、書けない。書けなくなってた。わたしが見てきた、わたしが信じるあなたって、ほんとうに彼なんだろうか、ってさ。

いやぁ、怖いね〜〜。大丈夫と思って目にしてたのに、私の知らないところで私が傷つけられてた。もう、嫌だね。あなたを好きだと語る言葉が、そんなしょうもない攻撃に奪われてどうすんのよ。情けないよね。

こんな風に見失ったことがなかった。自分の言葉も、好きな人を好きと語る言葉も。あなたのことを綴る言葉が、私は私の言葉の中で一番好きだった。

毎日どうしようって思って、どうしようもできなくて、わからなくて、この苦しさから逃れるために仕事をして。消化できないからといってむやみやたらに吐き出すわけにもいかないし。

他人に頼る幸せじゃなくて自分のコントロールできる範囲の幸せで生きていきたいと
毎度毎度同じことを言ってるけど、私は別に反省も後悔もしてないんだよな。
こんなに泣いたって彼らに出会えて一緒に過ごせたことが幸せだったって、そう話してしまう。

一生とは言わないから、あともう少し一緒にいてよ。
こうやって願うことに、何が足りなかったかな。

あなたはあなたの好きなように生きてほしいと、そう願っていた私にひとつも嘘なんてなかった。
ほんとうなのに、嘘じゃないのに。
あなたが選んだ道が私が望む道じゃなかったと分かった途端、受け入れられないこともまた苦しくて。

最後に3曲とか言われても、全然終わりになんてできませんよ。そんな簡単に思い出にできません。最愛のグループに会いに行っても、そこにもう最愛の人の姿はないんだって。そんなこと突然言われて、はいそうですかと頷けませんよ。趣味と呼ぶにはあまりに長すぎて、あまりに、良い言葉が浮かばないけど、どんな日も生きる理由だったんだよ。

発表の日、帰りの車で生まれてはじめて流れ星を見た。あまりに綺麗だったから運転する友人に騒いでしまったくらい。なにかの知らせみたいだなと思って家に着いたら、大切なお知らせ、だってさ。あれ、流れ星だったのかな。どうだろうね。

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