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日常3

だんだんシリーズ化してきたよ

音楽は欲しいけど言葉は要らない、という時が割と多いのでサントラが好き。ドラマ、映画のサントラをよく聴いていて、好きな作家さんもいたりする。
サントラとは違う分類だけど、フリーBGM作家 しゃろう さんの音楽が好き。その曲にとって明確にぴったりなシーンもありながら、どんな日も聴ける曲ばかり。
私がよく聴く音楽は「どんな日も聴ける」ものであることが多いと思う。


Twitter、note、うたの日。居場所がいろいろあると大体どこかには居られる。
毎日前向きでいるのは難しいけれど、毎日なんとかなれることは大事だし、なんとかならなきゃいけないと思う。ポジティブになれなくても自分の状態が自分1人でなんとかなれるためにあるものたち、大切にしたい。私にとっては音楽と、ドラマ。


朝イチで整体、午後イチで美容室に行った自分メンテナンスの日。1対1の日だなと思った。しかも、どちらもとても心地よい距離感で良いサービス。日常の中でこういう「心地よい1対1」を見つけられると、ほっとする。普段仕事でも1対1だけれど、サービスを提供する側になるので、自分が1対1を受ける側になると色々考えさせられる。
私も相手にとって心地よい1対1を提供できているだろうか。「またこの手続きか」と思っていないだろうか。自分の負の感情を見せていないだろうか。人と人との間に完璧な関係性というものは存在しなくとも、「嫌ではない」よりも一歩上にいなければならないと思う、仕事というのは。


私が選ぶ私のためのベストドラマ2023は下剋上球児でした。いつもの人たちが制作しているドラマだからそりゃそうと言えばそう。日本一の下剋上までの3年間を10話でどう描き切るのかと思ったら、大切なところは絶対にひとつも落とさず「ザン高野球部の3年間」を視聴者である私たちとともに走ってくれた。覚えられないと思った部員たちも覚えるどころかそれぞれの関係性までしっかり教えてくれる。3年間の中でこんなことがあったんだろうな、だから今このふたりはこの関係性の中にいるんだろうな、3年前には絶対出てこなかった言葉が信頼関係を示す何よりの証拠だな、とか勝手に想像する余白があって楽しめる。

終わってほしくないドラマ、1週間の軸がそのドラマの曜日になるような作品に出会えることって多くない。深夜帯ドラマや30分枠も増え、これだけの数のドラマが放送されていても私のためのドラマに出会えることってどれくらいの確率なんだろうと思う。

本を読んでるときもそうだけどストーリーの中にいることで自分の生活から離れる時間ができるのも好きだし、俳優さんたちを発掘するのも、台詞(言葉)に出会うのも、楽しみなドラマを軸に1週間生き延びられるのも好き。私のためのドラマだ、と出会う瞬間もたまらなく好きです。私を形成してくれるもののひとつ。



こないだ仕事で後輩に貸してた私のマニュアル。なかなか返ってこないなと思って声を掛けたら、あっ持ってます…と返された。席に戻ってマニュアルを見ると破れていて、何の言葉もなく、そのことでモヤモヤしている。私の中では、これはダメでしょうと思ったことなんだけど、たかがマニュアルでこんなことを後輩に叱っていいのか分からず、戻ってきたマニュアルにへらへら笑ってしまった。ただの紙ではない。私がこの部署に異動してからすぐ、仕事をなんとか早く覚えなきゃいけないと先輩たちに勉強会をしてもらったり、肌身離さず持っていたもので、それからずっと困ることがあればそのマニュアルを見返す、いわば私のお守りだった。後輩って難しいなと思うくらいには私も先輩になってしまったんだと実感した。マニュアルは、気づいたら新しいものが更新されていた。悲しいけど、最新のものを使おうと思う。


昔から部屋に物が多い。友達からもらった手紙とか、学校の行事のものとか、捨てられない。片付けるのもめっぽう苦手。断捨離の世の中に逆らって、私の部屋にはどんどん物が増え続けている。
一人暮らしをやめた時、詰め込んだダンボールのうちひとつ、ふたつくらいは未だにそのままクローゼットにしまわれている。数年使っていなければ当然もう使わないものたち。
断捨離とかミニマリストとか最近のブームなんだろう。世の中の流れなんだと思う。それでも私ってものにもらうパワーが沢山あるんだと思う。だから捨てきれない。
ミニマリストには憧れるけど、好きなものや思い出のものたちに囲まれる暮らしの方が私に合ってるな、と最近やっと気づいた。手の中にある宝物って、これからもずっと宝物なんだと思う。

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