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一番星

好きになったばかりの頃からずっと、大好きじゃ足りなくなるたびに私の一番星と想いをこめていた。

気づけばそれは「私の一番星」が最愛のアイドルをあらわす私だけの言葉になっていった。

誕生日を迎えるたび、ツアーを終えてブログを書くたび、ファンレターを書くたび、やっぱり私の一番星だと思い続けてきた。

誰も悪くないんだけどさ、ここで「アイドル」が「一番星の生まれ変わり」ってバズるなんて思わないしこの爆発によって推しを一番星と呼ぶ文化、みたいなものが出来上がっていると思っていて。

中でも私の一番星は、君こそ完璧で究極のアイドル…と崇められているようなひとだからこそ
「まさに一番星の生まれ変わりとは君のことだ」と言われている、のだと思う。

そりゃそうですよ、分かります。私もそう思います。夜空に一際輝く一番星のようなひとだって、ずっと前から思っているから。

ここではないところで文字を書いていたときは、明らかに盗られているなぁと思うこともあった。それならその方がいい。自分の言葉は自分が一番知っているし、盗られてるなぁと分かるから。

今回みたいなことは誰も悪くないし、私だけの愛の言葉だと思っていたものがそうでなくなった、だけの話。だからこそこの気持ちの行き場に困る。

実際私の一番星本人もきっと気に入っているんだろうなぁと思う。そんな様子でいらっしゃる。それは何より。だってあなたが完璧で究極のアイドルであることは、あなたが一番自覚していてほしいから。

今まで「私とあなたの関係性」という意味も込めて一番星と言っていたんです。健人くんが一番星だって、「アイドル」から拾ってきたんじゃない。私にとって健人くんが一番星だと想うことは、健人くんを好きだと思うことだったんです。

私がこれまで伝えていた一番星はきっと届いていないでしょう。それでも、あなたを一番星だと見つけて愛を送っていたひとがここにいたんです。そんなこと知らなくていいけど。

あ〜〜、私だけの愛の言葉だと思っていたのに。なんだかすこし悔しいような、悲しいような。
でも文章を書くこと、言葉を紡ぐこと、愛を伝えること、やめる気は1ミリもないので
これまでと変わらず言葉の海に揺られながら、探していこうと思う。
あなたにぴったりな言葉や、好きだと伝えられる言葉全部を。

何かの間違いでいいから、こんな私のこと我儘だねって笑ってくれたりしないかなぁ。

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