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友人から本をプレゼントされた話 (1)

大学時代から仲良くしている友人から本をプレゼントされた。

数日前、彼女から
「本を買った」
「プレゼントするからとりあえず読んで」というメッセージをもらってはいた。
短編の小説。すぐに読める。読んで。
どうやらとにかくオススメらしい。

この友人、日頃から読みやすくて丁寧な文章をつくる人である。
好んで読書もするし、好みの系統も完全に一致してはいないが ふんわりと被っている。

彼女の薦め方に、そんな一方的な、と思った。
だが、お互い好みが似通っていることに加え、基本的に活字を読むことに抵抗がない私は、友人の申し出をありがたく受け取ることにした。