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いりあ特製「手荒れ防止用のシアバタークリーム」のお話。

エステティシャンという仕事柄、手を荒らす訳にはいかない。

でも、主婦の方ならおわかりだと思いますが、冬場の水仕事はどうしたって手が荒れてきますよね。けれどいりあは、洗い物する時にゴム手袋をするのはどうも好きになれなかったので、冬になると手を徹底的にケアするように心がけています。

だけど、今までいろいろな市販のハンドクリームを試してきましたが、なかなか満足できるものに出会えなくて・・・結局いりあが行き着いた結論は、自分のアロマの知識を生かして、手荒れ用シアバタークリームを手作りすることでした。

水仕事終わったらクリームを手にすり込んで、洗濯物を干したらまたすり込んで、ひと息ついた時に、気になった時に、またすり込んで・・・といった具合に使いたいので、消費もとても激しくなるから「とにかく手軽に作れること」も大事。

だから、このクリームの基材はシアバターとオトギリソウオイルとスイートアーモンドオイルだけ、と、ものすごくシンプル。そして作り方もただ溶かしてまぜるだけだったりします(笑)

シアバターは、ガーナから直輸入したものを分けていただいている、とても良質なもの。常温だとバター状、オレイン酸を多く含むので保湿が高く皮膚を柔らかくしてくれる効果があります。化粧品にもよく配合されていますよね。

クリームの色が赤いのは、キズのケアによいオトギリソウオイル(セントジョーンズワートオイル)のヒペリシンという成分。鎮静効果が高く、抗炎症作用もあるので、ヤケドや傷、皮膚の炎症にとてもよいオイルです。テレビのCMでもありますが「手荒れはキズ」なんですよ。

そしてスイートアーモンドオイルはさらりとした軽い感触のオイル。赤ちゃんにも使えるアロマトリートメントではとても使いやすいオイルです。

このハンドクリームには、クリーム作りの定番の基材であるミツロウや乳化ワックスは使っていません。シアバターが溶ける温度は37℃前後ですが、ミツロウが溶ける温度は60℃。精油は熱に弱いのでなるべくミツロウは使いたくない、という理由もありました。

そして、使用している精油は、ロックローズ(シストローズ)、イランイラン、マジョラム、ゼラニウム、ラベンダーの5種類。この精油たちも、香りはフローラル系ですが、手荒れ防止には最強な組み合わせ。

このシアバタークリームはとても万能ですが、実は禁忌もあります。

それは「オトギリソウオイルは光感作が報告されているため、塗布した部位は直射日光に当てない」ということ。いりあは冬場は手がとても冷えるので、部屋の中でも指出し手袋をしていますし、外出時も手袋は必ずしていますので特に問題はなさそうです。

それから、ここも大事、このシアバタークリームは冬季限定です。夏場は溶けてしまうので冷蔵庫保存が推奨です。もっとも夏になる前にいつもいりあは使い切ってしまいますけれどね(笑)

スキンケアを継続するコツは「義務にするのではなく楽しむ」ようにするのもよいかと思います。香りを楽しむ、テクスチャーを楽しむ、お気に入りのかわいい空き缶に入れたりして目で楽しむのもオススメですよ。

このnoteでは、いりあがどんな風に生活にアロマテラピーを取り入れているか、という話も、少しずつお伝えできたらいいな、と思っています。

その話の続きは、また近いうちに。



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