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ヒマラヤスギの香りは虫にも人にもモテモテ

ツチヤマ工場日誌です。

ヒマラヤスギ、大量入荷。アロマセレクトのラインナップにはあるものの、個人的には初めての抽出でワクワク。

(写真2)

初対面。「イヤイヤイヤ、スギちゃうやん!」

わかっていたけど正直な感想です。マツですね。分類もマツ科だもんね。

人間が勝手に付けた名前なのに「スギちゃうやん」といちいち突っ込まれてしまうヒマラヤスギに同情しつつ、抽出できるように加工していきます。

使うのは主に葉の部分。シュレッダーにかけていきますが、ちょっと油断すると葉に手がちくちく刺されます。やっぱりマツ。

(写真3)


仕入れた樹木を加工する際、毎度のことではありますが毛虫さんがあわてて出てきます。そして今回のヒマラヤスギには毛虫さんのみならず、たっくさんの繭?みたいなのが付着。一枝に一つと言っても過言では無いほど。

(写真4)

どれもこれも空っぽだから、ぽいぽい手で取っていきます。

「・・・!入ってるやつある!!」

好奇心に駆られてつい中身を見てしまって即後悔。成長途中でお亡くなりになられた虫さん、虫が苦手な方であれば泡を吹いて失神してしまうレベルの姿でしたので写真に収めることは遠慮しておきます…。

この虫たちはヒマラヤスギが大好きなんですよね。苦手だけど、人だってヒマラヤスギの香りが好きなんだから仲間なんだと思おう。ね。

そんな感じで虫に思いを馳せつつ作業している間も、いい香りがしています。マツの香りだけどマツヤニ臭いのとは違って、爽やかな香り。

さて、準備が整って抽出です。元気にたくさん精油が出てくれました。

(写真5) (2)

抽出したての精油は、私の知っているヒマラヤスギ精油よりも野性味ある香り。これが徐々に落ち着いてくるはず。楽しみ。

精油は時間経過とともに香りが変わっていくのがおもしろいなと常々思います。抽出したての時は「?」という感じでも、2、3ヶ月経つと「わぁ!」っていう経験を何度もしてきました。精油の奥深さよ。

ヒマラヤスギの効能など詳しいことは、アロマセレクトセラピストのイワセさんの記事(下記)をどうぞ!

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執筆者プロフィール

アロマセレクトスタッフ ツチヤマ

プロフィール写真

工場にて精油抽出担当。

数年前、旅行で訪れた富山県で立山連峰の美しさに圧倒される。「この山々を眺めて暮らしたい」という想いのみで富山県に移住。

現在アロマセレクトの仕事をしつつ、畑仕事に精を出す日々。四季折々の立山連峰が拝めて幸せ。

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