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その精油、偽物です。市場のエッセンシャルオイルの9割は偽和精油。

▶︎市場のエッセンシャルオイルはほぼ偽物

「アロマオイル」と呼ばれるものは、そもそも天然且つ純粋なものではなく、合成のものも含むのですが、、、

あなたの使っている「100%天然純粋な精油(エッセンシャルオイル)」とラベルに書いてあるものも、かなりの高確率で偽物です。

▶︎偽和精油の闇

精油の検査機関であるAPRC(アロマティックプランツリサーチセンター)によると、調査した「100%天然で純粋な精油」を販売するメーカーのうち95%が偽和精油を販売しており、純粋な精油を販売していたのは、たったの3社だったとのこと。

「偽和」とは、精油に安価な別の精油や合成物質を混ぜて傘増しすること。
例えば高価で採油率の低いローズに、ローズに似た成分を持つパルマローザやゼラニウムを混ぜたり。

これならまだ天然+天然なのでかわいいもんですが、アルコールや合成香料、合成化学物質が使われてるものも…。

しかしそんな品質のものでも、天然100%オーガニックと書かれて販売されてしまっているのが事実。

そんなものをアロマテラピーに用いたら、正しい効果どころか、心身に悪影響を及ぼします💦

▶︎生産量より輸出量が多い?!

最近では、精油の消費量が増えたことから、高価な精油ではなくても偽和されています。

フランスでは、ラベンダー精油の生産量はこの約30年間で7分の1以下にまで減少してるにも関わらず、世界のラベンダー油の消費量は、100倍以上に急増しています…

また、ある精油の生産量と輸出量の統計を調べると、生産量の数倍の量が輸出されているという矛盾…。

これはオリーブオイル業界でも同じことが起こってるので、あー、どこにでも悪いこと考える奴がいるんだなーと冷静に納得💦
(私はオリーブオイルソムリエですが、スーパーで売ってるオリーブオイルでまともなものはほぼないでしょう。)

そもそも、精油を調達するメーカー側も、安くてそれなりに香っていれば良い訳で。
本当に天然で純粋の精油か疑わしいと思っていても、不純物が混入している可能性があったとしても、わざわざ高い研究費をかけて調べたりしません。

日本の基準=AEAJ表示基準適合精油は安全か?

AEAJ表示基準適合精油というのも、検査は義務付けておらず、それどころか

「原液を皮膚につけないでください。」
「絶対に飲用しないでください。」

という雑貨アロマならではの注意喚起文を記載することを条件にしているのです。

これでは、エッセンシャルオイル自体の品質の規格としては全くもって意味ないので、AEAJのスタンスとしては、不純物検査はおろか、成分分析や品質管理になどの一見当たり前と思えるようなことに関しても、メーカーの良心におまかせって感じでしょうか。。

ただ、どのメーカーも商社やインポーターから買ってそのまま製品化することが殆どなので、悪意はなく、、、偽和は見抜けないと思います。

▶︎ごく一部のメーカーのみがこの事実を真摯に捉えている

真面目なメディカルアロマの会社は、この事実を把握しており、

●完全自社生産、または、ブローカーなど中間業社を介さず、生産者と直接取引をし独占契約をする。
●自社や第三者機関で、必ずロットごとに成分分析や同位体解析をして成分や不純物の混入をチェックする。

などを徹底しています。なので相当な検査費用がかかるため、それなりのお値段になってしまいます。安い精油=検査費用にかけるお金を省いているということ。

ただ、ご自身やご家族の心身の健康のためにアロマテラピーを活用したい、サロンでお客様の施術に使う、、などの場合、誠実なメーカーのエッセンシャルオイルを探して選ぶことを切実におすすめします。

▶︎不純物の混入を調べるには

では、不純物の混入や意図的な偽和を見抜くには、どのような検査が必要でしょうか?

通常、ガスクロマトグラフィー試験を経て成分分析結果をロットごとに公開していることはせめてもの最低レベルの条件ですが、それだけでは不純物の混入は見抜けません。

様々な検査項目がありますが、私は最低でも「微生物試験」「重金属試験」そして「同位体解析」をしていることが条件である思います。

▶︎同位体解析とは

以下、ドテラ社ホームページからの引用となります。

物質は元素と呼ばれる小さな構成物の組み合わせで作られています。多種類の元素が存在しますが、元素の中にある陽子によってはっきりとした違いがあります。同じ元素であれば陽子の数は同じですが、中性子の数が異なっている元素が安定して複数存在することがあります。これを、同位体(アイソトープ)と呼びます。炭素には2つの安定同位体である炭素12(6つの陽子と6つの中性子)と、炭素13(6つの陽子と7つの中性子)が存在しています。この比率は、その植物が世界のどの場所で育つかよって異なります。
特別な質量分析計を使用すると、エッセンシャルオイルの中にどれだけ同位体が存在しているかを測定することができます。同じ場所で収穫された原料で製造されたエッセンシャルオイルあれば、その化学組成は同じ比率で同位体を持ちます。もし同位体の比率が異なる場合、品質管理者はそのエッセンシャルオイルに混ぜ物が入っているされていることを特定します。

ドテラ社ホームページ/CPTG品質管理
https://www.doterra.com/JP/ja_JP/cptg-testing-process

このように、不純物の有無は同位体解析をしないと明らかにならないので、ガスクロマトグラフィー試験だけをしていても意味がありません。

そして、今までたくさんのメーカーのホームページや資料を探してきましたが、私の知る限り、同位体解析をしているメーカーはドテラ社以外にありません。

ドテラ社の流通システムは特徴的で、中間業者を省くネットワークマーケティング。だからこそ、検査費用に経費をかけることができ、偽和のない純粋な精油を提供できるのです。

問屋などが介在する通常の流通システムの場合、このような検査項目を義務付けると上代(販売価格)が数万円にもなってしまうことが容易に想像できます。

▶︎安かろう悪かろうを疑え!消費者が賢くなるべし

偽和精油や雑貨精油でを選ぶ人がいる限り、エッセンシャルオイル業界の体質は向上しない。

買い物は投票。

あなたが自信を持って自分や大切な人に使える、お客様に提供できる製品を選んでください。

ただ、偽和であっても精油自体に罪はないので、掃除ぐらいならもはや偽物でもしょうがないかも😢

《出典・参考リンク》
・Tea-treeの森 消費量が生産量の2倍以上?(偽和について)
https://www.t-tree.net/seiyu/c_3_giwa.htm
・sakuralavenir 精油の偽和
https://www.sakuralavenir.com/pages/fake

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