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どうしてアロマセラピーの精油を使うとリラックスできたり、痛みが和らいだりといった効果を実感することができるの?

こんにちは。
今日はアロマセラピーの精油の香りを感じたり、希釈して肌に塗ったりすると、なんで心落ち着いたり、痛みが軽減されたり、免疫力が上がったりするの?
といった疑問についてお話します。

アロマセラピーに使われる植物はどれも、芳香植物といって香りのある植物から採られています。ラベンダーやローズマリーに触れたり、バジルの葉っぱをちぎったりするとフワッと香りがしますよね。なぜあのように植物が香るのかと言いますと、「芳香成分」と呼ばれる香りのある成分が植物に含まれているからです。そしてこの芳香成分には香りだけでなく、薬理作用もあります。それなので、それぞれの芳香成分は鎮静させる作用や痛みを和らげる作用、炎症を鎮める作用などを持つのです。


そして1つの精油にこれらの芳香成分が1つだけということはなく、多数含まれており、それらの相乗効果により精油は幅広い効能を持っています。

例えば、アロマの代表格とも言える、ラベンダー・アングスティフォリア。
心にリラックスや落ち着きをもたらしてくれるだけでなく、頭痛や筋肉の凝りといった痛みケアにも用いられますし、火傷やニキビなどの皮膚ケア、さらに抗菌・抗ウイルスといった作用もあり、まさに「万能精油」と呼ばれるに相応しい幅広い効能を持っています。なぜこれだけラベンダー・アングスティフォリア精油が多くの効果を発揮するのかと言いますと、これには多種多様な芳香成分(モノテルペンアルコール類・エステル類・セスキテルペン炭化水素類など)が含まれているからです。

それなので精油により精神面と身体面の両方に変化を感じることができるのです。



さらにアロマセラピーでは精油を1種類だけ使うこともありますが、多くの場合、複数の精油をブレンドしてスプレーやマッサージオイル、クリームといったクラフトを作ったりします。ここまでお伝えした通り、1つの精油だけでも多くの芳香成分が含まれていますが、複数の精油をブレンドすることでさらに多くの芳香成分が混ざり合うことになり、それによる相乗効果を得ることができるのです。
それだからこそアロマセラピーでは好きな香りを楽しむことができますし、同時に幅広い効能も得ることができる。この効能の幅の広さがアロマの大きな魅力でもあります。


これまでアロマを使ってみて、心がほっと和んだり、ニキビが治ったり、虫除けできたりしたけど、それって何でだったんだろう?
と疑問に感じた方もいらっしゃるかと思います。
それは精油の持つ多種多様な芳香成分によるものだったのです。

あらゆる可能性を秘めているアロマセラピー。
日常生活に取り入れることで、心も体も健やかでいられるようになっていきます。ぜひ正しい知識をもとに、アロマのある生活を楽しんでいただければと思います。

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