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私のこれまでの歩み② アロマセラピストを目指したきっかけ

こちらの記事で、鍼灸師を目指そうと思ったきっかけをお伝えさせていただきました。

それに続き、今日は鍼灸師からアロマセラピストを目指そうと思ったきっかけを書きたいと思います。

「アロマセラピスト」という職業を知ったきっかけ

鍼灸師になるために通った鍼灸学校の3年間の中で私は、図書室で本の貸し出しのお仕事をしていました。
本が好きな私にはとっても嬉しいお仕事でしたし、沢山の専門書籍に触れ合うことができて、本当に学びの多い時を過ごしました。
さらに図書委員のお仕事をしている中で、多くの柔道整復師や鍼灸師を志す学生とも出会うことができました。
半日制の学校だったので、何かしらのお仕事をしながら通学している人がほとんど。医療関係とは全く異なる分野のお仕事をしている人もいれば、接骨院の助手や看護師・薬剤師といった医療関係のお仕事をすでにしている人も多くいました。
それ以外にも、私がそれまで聞いたことのない職業の方も複数いらしたのです。それが、「アロマセラピスト」でした。

当時の私は「アロマ」という言葉を知っているくらいの程度のものでした。そのアロマに「セラピスト」という言葉がついている。図書室で知り合い、仲良くなった人に「私はアロマセラピストです」と言われた時は、正直全然ピンときませんでした。
「?????」
状態でした。

初めて受けたアロマトリートメント

図書室勤務で複数人のアロマセラピストと出会いましたが、その中の1人とは連絡を取り合い、学校外でも仲良くお付き合いするまでになりました。
そのセラピストさんは旦那様が接骨院を経営されていて、その接骨院の中でアロマトリートメントをしているとのことでした。旦那様もとても優しい方で、私も遊びに行くようになり、親しい交流をするようになりました。
そんなる日、セラピストである奥様に、
「私のアロマトリートメントを受けてみない?」
と聞かれました。
私は嬉しくなり、
「ぜひよろしくお願いします!」
と即答し、初めてアロマトリートメントを受けることになりました。

人生初となるアロマトリートメントを受けに行った時のことは、今でもよく覚えています。るんるんしながら電車に乗り、

アロマトリートメントってどんなものなんだろう?
どんな気分になるんだろう?
精油は何を使ってくれるのかな?

色々なことを考えながら、どきどきワクワクしていました。

接骨院に着いて、いよいよトリートメント。

冷え性で身体の中の巡りがあまり良くなかった私に提案してくれた精油は、グレープルーツやジンジャーでした。
当時は精油のことをあまりよくわかっていませんでしたが、その時に私のためにブレンドしてくれたオイルの香りが私にすーっと染み込んできたことをよく覚えています。
きっと、その時の私にぴったりのオイルだったのだと思います。

そして始まったトリートメント。
初めて受けた感想は、圧が優しくて驚いたということ。
そのセラピストさんはリンパドレナージュも学んだ経験のある方だったので、リンパの知識も豊富。心地よい香りあふれる中、優しくリンパを巡らせてくれて、とても気持ちよかったことを今でもはっきりと覚えています。
あまりの心地よさに、トリートメントの途中すやすやと寝てしまうほどでした。

受けた後は、自分でも驚くほど身体が軽くなり、スッキリしていました。鍼灸を受けた後とはまた違う感覚で、「施術」というものの幅の広さや奥深さに改めて興味が湧きました。
一生、人の施術業をしたいと感じたのも、このことがきっかけでした。

人の健康に関わることって、様々なアプローチがあるのだな。
鍼灸や東洋医学・柔道整復や整体以外にも「アロマ」というものがあるんだな。
そしてこのアロマには他にはない「香り」というものがある。
この「香り」というものの魅力を強く感じたのです。

私の気持ちの変化

当時鍼灸師の学校に通っていた私は、アロマトリートメントを受けたことで気持ちに変化があわれました。
私の根本にあるのは「人の健康のためになりたい」ということ。
そしてその健康のためのものは「鍼灸・東洋医学」のみでしたが、鍼灸の他にも人の健康に役立てられるものがあるのだということを知ったことが大きかったです。
自分の視野が広まったのです。

もともと興味あることへの追求心が人一倍ある私は、次第にアロマにのめりこんでいきいました。
そしてだんだんと、鍼灸とアロマセラピーを融合させたことをやっていきたいと強く思うようになったのです。

アロマの学び

鍼灸学校を卒業して無事に鍼灸師資格を取得し、実際に鍼灸師として勤務するようになりました。アロマへの強い思いはありましたが、一度にあれこれ手を出すことは良くないと考えましたし、鍼灸とアロマの両方を取り入れている鍼灸院は当時ほとんどなかったので、鍼灸師として修業をしました。
でも心のどこかでは常にアロマがありました。
「いつか絶対にやるんだ!」
その気持ちを持ち続けながら、何年もの月日が流れていきました。


そんなある日ふと、アロマへの思いが蘇ってきたのです。

「ああ、アロマがやりたい・・」

それまでずっとアロマへの思いを持ち続けたまま、蓋をしていました。でも、その思いがついに溢れてきて、アロマを学びたい欲求にかられたのです。

ちょっと興味本位で家の近くにアロマスクールがあるのか調べてみたら・・、
あったんです!
アロマスクールが家の近くに。
それもセラピスト育成もしているところでした。

それを見た私はさっそく、スクールに問い合わせました。
「今、受講生の募集はしていますか?」
と。

「無料体験会をやっているので、よければどうぞ^^」

とのお返事だったので、迷うことなく申し込みました。

そのアロマの先生はとても穏やかで、人の気持ちをよく理解してくださる、とても人思いの優しい先生でした。この先生なら信頼できると直感した私は、アロマの知識がほんの僅かしかないにも関わらず、セラピストコースまでお願いしました。
そしてこの申し込みをしたことで、「私はこれから健康のために、鍼灸だけでなくアロマもやるんだ!」という決心がついたのです。

アロマスクールにて

そのアロマスクールはフランス式のメディカルアロマを主に学ぶところでした。東洋医学とはまた異なる考え方がとても新鮮で、精油の成分についてかなり深く専門的に学ばせていただきました。
人にアロマトリートメントを施すということは、その施術で使用するオイルや精油は受けている人の体内に入っていくわけですから、精油成分の知識をきちんと学ぶ必要性を強く感じました。
もともと化学が好きだった私にはぴったりの勉強で、とても楽しい学びでした。

そしてアロマの理論を学び終えた後は、いよいよアロマトリートメント実技の習得に入りました。
鍼灸施術をする時とは全く違う手の使い方で、とても新鮮に感じました。
私のアロマスクールのトリートメントの特徴は「タッチング」を大切にしていることでした。呼吸に合わせたスピードで、優しい圧のトリートメント。
まさに私がアロマセラピストを目指そうと決めた、初めて受けたトリートメントととてもよく似ていたのです。
家の近くのスクールで自分にぴったりのトリートメント技術を学ぶことができ、優しい先生や仲間にも恵まれて幸せでした。

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今日はアロマセラピストを目指したきっかけについてお話しました。
前回同様、書いていてとても懐かしい気持ちになりました^^
これからも人の健康のための活動に励んでいきたいと思っています。



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