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認知症とローズマリー・カンファー

脳の中で「記憶」を司る大事な働きをする「海馬」
目や耳を通して外から入ってきた情報はまず海馬に蓄積され情報処理されます。その中から必要な情報が長期記憶として大脳皮質に送られ定着します。


「海馬」は嗅覚を司る嗅神経に直結しています。
認知症などの記憶障害はこの海馬に障害が起きて進行しますが嗅神経には高い再生能力があり、嗅神経を刺激することで海馬の働きを回復させる可能性があります。

アロマセラピーは嗅神経の刺激に効果的です。
中でもローズマリー・カンファー精油が交感神経を刺激し認知機能の改善に役に立つという研究があります。

ローズマリーには3種の精油があります。

  1. ローズマリー・カンファー

  2. ローズマリー・シネオール

  3. ローズマリー・ベルベノン

ローズマリーは生育する環境に適応しやすく、採油される精油を化学的に分析すると産地ごとに成分含有率に特徴があり3つのタイプに分類されます。
「カンファー」「シネオール」「ベルベノン」それぞれの特徴となる成分名で呼ばれます。

主な成分

▼ローズマリー・カンファー
脳の刺激活性により集中力アップやリフレッシュ効果があります。
芳香浴がおすすめです。

▼ローズマリー・シネオール
安全面からアロママッサージにはローズマリー・シネオールがおすすめです。
疲労感のある時や緊張緩和、呼吸器系の不調を感じる時に、
ヘッドマッサージやフェイシャルにも大活躍、育毛効果も期待できます。




▼ローズマリー・ベルベノン
使用用途がかぎられていてアロママッサージにはあまり使用しません。


脳の血流を改善し交感神経を刺激する働きは共通しますが中でも一番効果が高いのがローズマリー・カンファーです。芳香浴としてピンポイントでの使用がおすすめです。

交感神経が優位になる午前中に脳を活性させるレモンとの組み合わせで芳香浴を習慣にしてみてはいかがでしょうか?


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