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《環境入り》【ドラゴンメイド】デッキ徹底解説

アロマです。

今回は、新たな環境デッキである【ドラゴンメイド】について紹介します。

既にCS(大型非公認大会)での使用者が急上昇しており、全体分布でも3位や4位とかなりの方が使用していました。

その中でも私が使用した構築は少し特殊な型で、安定性に特化しています。一般的な構築についても理解が深まるように解説していきますので、【ドラゴンメイド】に対する知識が全く無い方にも是非読んで頂きたいです!


1.構築

2020年11月28日に行われた新宿CS 3人チーム戦にて入賞し、2020年11月29日に行われた朝霞CS 2人チーム戦にて使用した構築です。

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2.このデッキの強み

このデッキの強みは、全て1枚初動という圧倒的安定性「PSYフレームギア・γ」の発動しやすさ「ドラゴンメイド・シュトラール」によるアドバンテージ確保と質の高い妨害です。


圧倒的安定性ですが、今回の構築には3種類の初動が用意されています。

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これらは①の効果が各自の固有効果、②が【ドラゴンメイド】の共通効果となっています。

全て1枚だけで最低限の動きが可能となっており、更には「強欲で金満な壺」と「金満で謙虚な壺」が3枚ずつ入っている事からほぼ事故は発生しません。


「PSYフレームギア・γ」が発動しやすいというのは、【ドラゴンメイド】の妨害の仕方が関係しています。

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このデッキのメインギミックでの妨害は主に3つで、「ドラゴンメイドのお片付け」「天球の聖刻印」「ドラゴンメイド・シュトラール」です。

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この内、上2つは自分のモンスターゾーンを空に出来る効果であり、自分が先攻であっても後攻であっても発動しやすい。という事です。

また、相手の妨害だけで無く、「強欲で金満な壺」や「金満で謙虚な壺」の採用から、ここに「灰流うらら」を発動された場合にも「PSYフレームギア・γ」を発動する事ができ、自分の動きを通す為にも使用出来ます。

現環境で最も優秀である手札誘発の「PSYフレームギア・γ」をここまで無駄無く使用出来るデッキはかなり少ないですので、これだけでもデッキとしての優位性で他デッキとの差をつけられます。


「ドラゴンメイド・シュトラール」によるアドバンテージ確保と質の高い妨害とは、「ドラゴンメイド・シュトラール」の効果そのままです。

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①の効果でお互いのスタンバイフェイズにアドバンテージを確保。1体特殊召喚するだけで、実は2枚〜3枚のアドバンテージに繋がるテーマですので、かなり強力です。

②の効果は相手が発動した効果を無効にし破壊する事ができ、これは既に発動されている(表になっている)永続魔法や永続罠の効果までも無効にする事が出来ます。更には「ドラゴンメイド・ハスキー」を特殊召喚する事まで可能で、この「ドラゴンメイド・ハスキー」にも同じくアドバンテージを確保する効果と妨害する効果の2つがついていて、とんでもなく強いとしか言いようがありません。

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この「ドラゴンメイド・ハスキー」の②の効果にはターン制限がありませんので、【ドラゴンメイド】が手札に戻れば何回でも相手モンスターを破壊する事が出来ます。


これらが、この【ドラゴンメイド】デッキの強みです。


3.何故使用者が急増したのか

環境に【電脳堺】のような展開系デッキが増えた影響で、「PSYフレームギア・γ」の評価と罠カードの評価が上がりました。

これは【電脳堺】側が終着点として用意してくるモンスターの「真竜皇V.F.D.」が関係しています。

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このカードの存在によって、そもそもの相手の展開を止められたり「真竜皇V.F.D.」に対して発動出来る「PSYフレームギア・γ」や、このカードの影響を受けずに戦う事の出来る罠カードの評価が上がっているのです。


そんな、「PSYフレームギア・γ」と罠カードを1番上手く使いこなせるデッキが、この【ドラゴンメイド】という訳です。

そもそものデッキポテンシャルも十分高く、「増殖するG」に対してもかなりの耐性がある事から、このデッキの使用者が急増していると考えられます。


4.環境での相性

まず、この【ドラゴンメイド】というデッキは、中低速デッキ相手にはかなり有利をとれます。

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