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本来の記憶の使い方を思い出す

私たちは過去を保持しておくために記憶を使っています。記憶の中には過去の様々な出来事や体験が書き込まれており、必要に応じてそれを呼び出しています。

実は、記憶にはもう一つの使い方があるのです。それは忘れてはいるものの、決して私たちを離れたことのない現在の記憶、神の子としての記憶を保持しておくという使い方です。それが記憶本来の能力ではあるのですが、過去を保持する記憶の使い方に慣れている私たちはその能力を使うことを忘れています。

神の子としての無垢なる記憶は、過去の記憶から罪悪感という棘を消し去っていきます。そうなると過去の記憶は自分自身を傷つけることはなくなり、軽く優しくなり、風に流される雲のように通り過ぎるものとなります。

聖霊は私たちの本来の状態を覚えています。それは神の愛の結果として創造された、祝福された神の子の状態です。それが私たちを離れ去ったことは一度もなく、その本来のあり方は一度も変わったことはないのですが、私たちはそれを忘れているのです。私たちの代わりに聖霊はそれを覚えており、記憶の中に携えています。

それは過去にあるものではなく、未来に待っているものでもありません。それは今ここにあるのです。

私たちは赦しを通して、それが消え去っていないことを思い出すことができます。

本来の記憶の使い方を思い出すことができるのです。

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