「パン代表、酷いよ！」BTSメンバーが悲鳴を上げた難易度の高い歴代振り付け

デビュー当時から現在まで、益々難しくなっていくBTS(防弾少年団)のダンス。BTSのメンバーたちも悲鳴をあげるほどの難しいダンスと、彼らのダンスに対する考えを振り返ってみた。

韓国人歌手として初めて、米・ビルボードの”HOT100″で1位を記録し、全世界から注目されているBTS(防弾少年団)。

BTSが完ぺきなK-POPアイドルと言わている要素は「ボーカル・ラップの才能、ダンスの実力、ステージを圧倒する存在感、完璧なビジュアルとフィジカル、謙遜と絶えず進化しようとする態度」ではないだろうか。

その中でも、BTSが注目されることになった最も大きな理由の1つが、難易度の高いダンス パフォーマンスだ。デビュー当時から現在まで益々難しくなっていく振りつけに、BTSのメンバーたちも悲鳴をあげるほど。彼らのダンスに対する思いを今一度振り返ってみたいと思う。

序幕：パン代表に不満を吐露したSUGA

過去に放送されたSBSの秋夕特集『BTS芸能年代記』で、SUGAはプロデューサーのパン・シヒョク代表が自身に大きな嘘をついたと暴露。

SUGAは「パン代表から”ダンスは必要ない。ラップだけ頑張れば良い”と言われたのに、どのアーティストよりも僕たちのダンスが一番大変じゃないですか！ 放送局で僕たちの振り付けが一番きつい!!」と訴えて、メンバーたちから共感を得た。

果たして、BTSのメンバーたちも”大変だ”と口を揃える、難易度の高い歴代級のダンスとは‥。

難易度1：『Danger』

RMが「2014年2月に公開した『サンナムジャ(男の中の男)』よりも10倍難しいダンスです。本当に死ぬかと思いました。すごい難しいダンスですが、カッコイイです。だから出来るのです」と語った『Danger』。

2014年8月に韓国でリリースされ、恋愛がうまくいかないもどかしさから来る、恋人への警告をあらわにした楽曲だ。

難易度2：『DOPE(쩔어)』

ジンが「パンPDから”(I NEED Uのとき)今回のダンスはどう？ 正直に言って”と言われたので、”もう少し簡単にしてもらえると嬉しいです”と答え、”分かった。君の意見を反映する”と言ってくださったダンスがコレですよ。難しすぎですよ！ 生まれて初めてこんなに早いダンスを見ました」と語った『DOPE(쩔어)』。

2015年にリリースした3rdミニアルバム『花様年華pt.1』の収録曲で、”1日の半分は作業に没頭”という歌詞など、BTSが熱心に練習し音楽作りに励んできた姿が表現されている曲だ。

難易度3：『FIRE』

RMが「簡単ではない‥休む暇もありません」と語り、ジョングクも「どうしてこんなに大変なのでしょうか」とため息をつき、ジンが「僕たちのダンスの中で一番大変だと言えるのが、まさにこのダンスでしょう」と述べた『FIRE』。

2016年にリリースしたアルバム『花様年華 Young Forever』の収録曲で、1度聴くと忘れられない、強烈でエネルギッシュなサウンドのナンバーだ。

難易度4：『Not Today』

ジンが「このダンスは歴代級だと思います。そしてパンPDに質問があります。そろそろダンスを簡単なものにしてもいいんじゃないかと思うのですが、何故僕たちのダンスはいつもキツいのですか？ PD様‥なぜキツイのですか!?」と迫るほど難易度の高いダンスだ。

『Not Today』は、2017年2月にリリースされた2ndフルアルバムリパッケージ『WINGS外伝：You Never Walk Alone』の収録曲だ。

難易度5：『DNA』

RMが「僕はいつまでダンスを習わないといけないのか‥そう思った振りつけです」と語った『DNA』。

2017年にリリースされた5thミニアルバム『LOVE YOURSELF 承 ‘Her’』のリード曲で、BTSがアメリカに進出するきっかけとなったアルバムだ。

難易度6：『IDOL』

SUGAが「歴代級のダンスです。これは一番難しいダンスだと思います」と語り、ジミンは「正直、僕たちが初めて『IDOL』のダンスを習ったとき、これはライブが出来るかな？ と思ったほど体力の消耗が大きなダンスです。でも練習して作り出すのが僕たちの役割だと思います」と伝えた『IDOL』。

2018年8月にリリースされたBTSのリパッケージアルバム『LOVE YOURSELF 結 ‘ Answer’』のリード曲で、MVではアレンジ韓服を着用して韓国の伝統文化を積極的に取り入れた楽曲だ。

難易度7：『ON』

RMが「IDOLよりも大変なダンスはないと思っていましたが、さらに大変だったのが『ON』です。サビの部分では、回って‥蹴って‥横に移動して‥もみじの葉を落とすような、両手を大きく動かす動作‥汗もすごく出るし‥ハァ(ため息)‥これは1度踊ると疲労困憊になる曲です」と語った『ON』。

2020年2月にリリースされた『MAP OF THE SOUL : 7』のリード曲で、MVの中でメンバー全員の息が合ったダンスや、強烈なカリスマを放つダンスが見どころだ。

BTSは、J-HOPEとジミンの2人のメインダンサーを筆頭としたダンスラインが、それぞれのスタイルで、激しいダンスをセンターで消化する。彼らのクオリティーの高いダンスを真似したいと、楽曲のMVだけではなく、固定カメラでメンバーの動きがじっくり見られるダンスパフォーマンス(DANCE PRACTICE)動画を見るファンも多いのでは。

時が経てば経つほど、ハイレベルになるBTSのダンス。彼らは一体どこまで上りつめるのか‥『ON』を超える次なるダンスに期待がかかる。