特定のプログラムだけで支援は成り立たないのではないかという話

「なんか、放デイの開業についてフランチャイズ展開しているサイトが出てくるので見ていましたが、
○○プログラムがあるから大丈夫!とかあるけど、それってただの支援の押し付けになっているような
ASDはスペクトラムです。特性も様々。1つのプログラムでは解決できないと思いました」

ツイートした内容を深堀りしていきます。

検索で「放デイ 開業」と調べてみました。
実際の開業には少し興味がありますので(やらないですけど、知識のために)、調べてみたのですが、上の広告の部分には全国でフランチャイズされている事業所さんの宣伝が出てきました。

その中には、放デイは収益性が安定しているとか、今も需要があって利用者が途切れないとか、経営的な面でのメリットをたくさん書いてありました。
そして1番気になってしまったのが「当社の〇〇プログラムで安心!」「〇〇大学教授監修のもと」といった内容です。

ASDの支援において、特定のプログラムだけで支援をするというのは非常に危険だと感じます。
確かに、放デイを利用する人は、全てASDの人だけではありませんが、そうではなくても、診断名を受けた中で、さまざまなスペクトラムがあるのです。

さまざまな特性があり、そして個々に合わせた支援を提供する。
そのためにはまずは、インフォーマルなアセスメントが必要となります。

アセスメントができていないのに、いきなり特化したプログラムを提供したって何の解決になっていないのです。

また、ASDの場合、視覚的な情報に優位であることを把握しておき、まずは目の前に起きていること、目に見える方法で働きかける必要があります。
応用行動分析学なんて、まさにベストだと思います。お子さんの実際の行動を見て考えられる行動の機能を考えたり、環境を調整し課題を解決したり、生活しやすくしたりと、そういった働きかけは非常に有効だと言えます。





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