カモミール

セスキテルペン炭化水素類(ー)

「この精油、どんなときに使えるの?」

芳香成分類それぞれの作用を知ってると、はじめましての精油でも、なんとなーく使用用途のあたりがつけられるようになります。

知ってると便利な芳香成分類。

それぞれのグループにどんな作用があるのかチェックしましょう。


セスキテルペン炭化水素類(ー)は、イソプレン3つでできている芳香分子のグループのひとつ。

セスキテルペン炭化水素類は、マイナスかプラスかによって、特性に違いがあるのでご注意を。

ちなみに、セスキテルペン炭化水素類(+)の作用はこちら。

モノテルペン炭化水素類の分子より揮発性が低くなり、やや重ための香りとなる傾向があります。


このグループで有名なのは、カモマイル・ジャーマンのカマズレンという分子。カマズレン以外にも、ジンギベレン、ファルネセン、フェランドレンなど分子名の語尾は「~エン」


主な作用

鎮静作用

抗炎症作用


こんなことに使えそうです

興奮を和らげて落ち着かせる鎮静作用があるので、リラックスしたいときや、気持ちがワサワサして眠れないときなどに。

抗炎症作用があるということは、炎症が起こっているトラブルのケアに使えるということ。ただし、皮膚炎の場合は精油すら刺激になることがあるので要注意ですけれど。

筋肉痛、腱鞘炎、関節炎…痛みがあるトラブルの場合、炎症が起こっているケースが多いです。鎮痛作用と合わせて取り入れるのもあり。

ただし、このグループに分類される芳香分子たちは、分子そのものの作用が特徴的なものが多いので、そちらを目的に使われることが多いですねぇ。


※精油はあくまでもセルフケアの範疇で収まることに使ってください。体調が思わしくないと思ったら、まずは受診して医師の診断を受けましょう。



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