バジル

フェノールメチルエーテル類

「この精油、どんなときに使えるの?」

芳香成分類それぞれの作用を知ってると、はじめましての精油でも、なんとなーく使用用途のあたりがつけられるようになります。

知ってると便利な芳香成分類。

それぞれのグループにどんな作用があるのかチェックしましょう。



フェノールメチルエーテル類は、ベンゼン環という骨組みの炭化水素の炭素とメチル基(CH3)がエーテル結合(−O−)で繋がっている芳香分子のグループ。

フェノールメチルエーテル類って、ちょっと長ったらしい名前になったのは。

フェノール類の水酸基(−OH)のHが外れてメチル基エーテル結合で、フェノールメチルエーテル類

と予測してますが、どうなのかな?

分子の種類によって皮膚刺激があったり、女性ホルモン様作用があったりするので、禁忌をきちんと確認して使いたいグループです。

バジルのチャビコールメチルエーテルや、フェンネルのtrans-アネトールなど、芳香分子名の語尾は「~エーテル」または「~オール」。

ちなみに、チャビコールメチルエーテルは、カビコールメチルエーテル、メチルカビコール、エストラゴールと呼ばれたりもするね。


主な作用

鎮痙攣作用

鎮痛作用

抗炎症作用

抗真菌作用

抗ウィルス作用

抗菌作用


こんなことに使えそうです

痙攣を抑制する鎮痙攣、痛みを和らげる鎮痛、炎症を抑制する抗炎症ということで、筋肉痛、腱鞘炎、関節炎などの整形外科的トラブルのケアに。

鎮痙攣と鎮痛で月経痛にもいけそう。

そうそう、「しゃっくり」は横隔膜が痙攣して起こるってことなので、しゃっくりが続いて辛い…というときに試してみるのもありかと。

抗菌作用、抗ウィルス作用、抗真菌作用は、それぞれ、細菌の増殖を抑制する作用、ウィルスの増殖を抑制する作用、真菌の増殖を抑制する作用のこと。

抗菌は細菌性感染症の予防やケアに。

抗ウィルスはウィルス性感染症の予防やケアに。

抗真菌は真菌性感染症の予防やケアに。

ひとくくりで「感染症対策」と考えずに、分けて考えるとより効果的かと。


※精油はあくまでもセルフケアの範疇で収まることに使ってください。体調が思わしくないと思ったら、まずは受診して医師の診断を受けましょう。

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