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やっぱりDINKsでいようと改めて思った話〜仕事編〜

私は現在30歳手前の会社員。
夫婦2人暮らしの私たちは、いわゆる「DINKs(共働き子なし夫婦)」だ。

夫婦共に、出産を諦める年齢ではないが、私はきっと子どもを産むことはない。
その理由は、こちらの記事で書いているので是非読んでみていただきたい。


DINKsでいたい(=子どもは持たず、基本的には夫婦2人ともフルタイムで働くライフスタイルが良い)という思いは結婚前からあるが、最近、仕事やプライベートの様々な場面でその気持ちが強まるタイミングがあった。


結論、「自分には母になる覚悟も器もない」という話なのだが、決してマイナスな意味で言っているわけではなく、「やっぱり私の決断は(私の特性を考えると)正しい」と、妙に前向きに考えていることなので、考え方の1つとしてシェアしたいと思います。





初めに

まず大前提として伝えておきたいのが、当たり前だけどDINKsを全員に推奨する気持ちはないし、DINKsが誰にとっても最善のライフスタイルだと思っているわけではないということ。

自分の考えは超少数派だということは分かっているし、自分にはない、「母になりたい」「子どもが欲しい」という気持ちを否定する気持ちももちろん全くありません。

あくまで自分にとっては、の考えであるということと、もし望まない形で夫婦2人暮らしの道を歩む(歩んでいる)方がいたら、何かの参考になれば良いなと思っています。




〜大前提〜やっぱり子どもが好きではない


本当に元も子もないことを言うと、私は子どもが好きではないのだ。
小さい子どもを見て、「かわい〜〜〜っ♡」というテンションにはならないし、抱っこしたいなんてまず思わない。親しい友人であろうが、出産後に赤ちゃんに会いに行こうなんて思わないし、インスタグラムが育児記録と化した際にはミュートするくらい。だってあまりにも興味ないんだもん。


この考えや気持ちがかなり珍しいし尖りすぎているというのは分かるけど、そんなこと言っても好きじゃないんだから仕方ない。相手が子連れの食事や、生まれた子どもに会いに行くお誘いからはなるべく距離を保つように心がけている。



そんな、そもそも土台がちょっと人とは異なる私が、「この先もDINKsでいたい」と思ったタイミングを、「仕事編」と「プライベート編」に分けて書こうと思う。



仕事編

通勤と仕事をするだけで本当に精一杯


これが多分1番の理由。

私の24時間、自分の身支度や食事、通勤や仕事でほんと〜〜〜に精一杯。
これは当然、私の日常に1分も隙間がないわけではなく、その隙間には自分の好きなことだけをやりたい、という意味だ。(子どもができればそんな気持ちはなくなるという意見は一旦置いておきたい。)


世の中のママたち(本当はパパたちとも言いたいけどまあママだよね)は、何でそんなに家事も育児も仕事も頑張れるのか。一体自分のやりたいことをしたり一息ついたりする時間はどこにどれくらいあるのか。
心の底から不思議だし尊敬する。
不思議というのはもちろん揶揄する意味ではない。


私は、自分が家事も育児も仕事も笑顔で前向きに頑張っている姿なんてただの一瞬も想像つかないし、何なら毎日イライラしている姿が容易に想像できる。(笑)
それも含めて育児の醍醐味だと思う人もいると思うけれど、残念ながらそれは私が理想とする生活ではない。

それくらい、自分は精神的に未熟だし、正直それで何が悪いの?という気持ちだ。




必要があれば残業はマスト。「最悪残ればいいや」の気持ち。


私は今、残業時間が月に60時間を超える部署で働いている。

もちろん、最初から残業をしようと思っているわけではないし、なるべく仕事を効率的に終わらせて早く帰ろうと思いながら取り組んでいる。


が、「絶対に残れない」と思いながらやるのと、「早く帰るように努めるけど最悪何時まででも残って終わらせよう」と思いながらやるのでは気持ちの余裕が違う。


だって仕事は、「終わらせよう」という気持ちや気力だけでは正直終わらないし、どんなに効率化しても、どうしようもなく時間がかかることもある。

もちろん家族の間で調整したり、時には職場の中で調整したりして取り組むのがベストだけど、1日ならまだしも、毎日やるにはあまりにも体力や気力が必要だ。

私はそんなストレスのかかる状態で仕事に向き合うことはできないと思う。




キャリアや給与は自分の都合や意思で決めたい

要するに、仕事を頑張るのかペースを落とすのか、給与をどれくらい求めるのか、どんな仕事をするのか等を、自分だけの状況や気持ちで決めたい。

「小さい子どもがいるから時短勤務」「子どもの教育費がかかるから仕事は辞められない」「小さい子どもがいると転職は難しい」など、色々考えるのがとにかくめんどくさい。

働きたい時は思いっきり働くし、
辞めたくなったら辞めるし、
転職したくなったら転職する。

そこに自分の都合や気持ち以外の事情はいらない。




自分はそこまで頑張って働けない

私が勤める大手金融機関は、おそらく女性活躍が進んでいる方だ。産育休・時短勤務を経て、子育てと仕事を両立している女性社員が多くいる。女性管理職も比較的多いと思う。

その先輩方が、会社を出た後、子どものお迎えを経て、食事や入浴、宿題の面倒を見ながら過ごしているのかと思うと本当にこちらが勝手に目が回りそうになる。朝だって、子どもの朝ごはんや身支度を見てあげる必要があるはずだ。会社に着くまでに既に色々な仕事をこなしている。

その上休日は、公園やレジャー施設に連れ出したり、習い事の送迎をしたり、中学受験に伴走したり。


急な早退やお休みをする時だって、周りにバタバタと引き継ぎをして、頭を下げながら帰る。次の日はお礼や謝罪から始まり、中途半端な状態の仕事をとにかく片付けなければならない。


もちろん、それが育児であり、我が子の成長を見守る幸せが大きいものであることは何となくは理解している。ただ、ママである先輩たちの日常を想像しただけで、自分にはそれはできないと思ってしまうのだ。





終わりに

私が、やっぱりDINKsでいたいと強く思う理由を、仕事を切り口に書いてみた。

繰り返しになるが、DINKsを全員に推奨する気持ちはないし、DINKsが誰にとっても最善のライフスタイルだと思っているわけではない。



プライベート編も書こうと思っているので、ここまで読んでくださった方は是非そちらも読んでみてください。


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