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全く希望しない内示が出た時の考え方

2月から3月にかけて、新年度の体制や業務内容が発表されることが多い。
どんな会社や職場でも、部署、担当業務、一緒に働くメンバーなどが多少は変わるのではないかと思う。特に全国に支社を持ったり様々な部署部門を持つ大企業の従業員の方は、毎年少しソワソワするのではないだろうか。

大手金融機関に勤める私も、もれなくそんな会社員の1人だ。
特に私が勤める会社は、全国津々浦々に支社支店があるのと、全部署を把握している社員はいるのか?と思うくらい多くの部署があるため、部署異動によって転職並みに業務内容が変わることもザラではない。

今日は、4月で社会人7年目を迎える私の、全く希望しない部署への異動が決まった時の気持ちの切り替え方を書いていこうと思う。(後日、切り替えた後にやっていることも登載予定)



前提

まず初めに私の前提条件をお伝えしておくと、

◆大手金融機関に勤務
(日本全国、名前を知らない人はいないと思う)
◆首都圏内に勤務地が限定された総合職
◆共働き・子なし・夫は転勤なし
◆お金を稼ぐために働くと割り切る”ライスワーカー”
◆2023年度は、異動を希望

という感じ。
全国転勤ありの総合職に比べれば、首都圏内に勤務地が限定されていることは有難いとは思う。(新卒の就活の時点で、そちらを希望していた)(ちなみにもちろん総合職と勤務地限定総合職では昇給昇格のペースは違うので、どちらを選ぶかは個人の価値観次第。就活時点からライスワーカー思考だった私には、仕事のために大規模な引っ越しをする人生は考えられなかった。)

しかし。
とは言え、神奈川で働いていたけど来年度からは埼玉、とか、個人営業の仕事をしていたけど来年度からはIT部門へ異動、とか、ライスワーカーの私からしたら結構な負担というのが事実であり本音。


(結論)2023年度の内示は?

そんな私は、来年度からの異動を希望していた。
具体的な業務内容は書かないけど、数年間同じ場所で同じ仕事をしていたので飽きたというのもあるし、勤務地がもう少し家から近くなるといいな〜と思っていた。

結論、確かに異動することは決まったけど、誇張抜きで、数ある自社の部署部門の中で、「そこに飛ばされるくらいなら退職したい」と思っていた部署への移動が決まった。

既に書いた通り、私は会社も仕事もそんなに好きではないので、「まあどこでも変わらないし、置かれた場所で咲こう」くらいに思っていたが、それでもココだけは嫌だと思っていたところだった。(笑)(※笑えない)



具体的な気持ちの整理

聞いた時は動揺しすぎて、「内示が出たらすぐに連絡するね!」と言っていた夫にも母親にも、しばらく連絡ができなかった。それくらいショックだった。

でもこれを書いている今、私の腹は据わっている。
どういう風に考えたのか、順番に整理していきたい。



①どんなに考えても変わらない

私は自分がコントロールできないものを深く考えないと決めているので、内示前からも必要以上に内容を気にすることはしていなかった。「今ここで悩んで内示が変わるわけじゃないしな〜」と思っていた。

「どんなに考えても」と書いたけど、もはやどんなに泣いても、何かを後悔しても、悩んでも、基本的に会社が出した内示は変わることはない。泣いて変わるくらいなら、全然泣くけど。(笑)

変わらないのだから、考えたり努力しても変わらないことのために、時間や体力・気力を使うのは勿体無いこと。
良い意味で、あっさり諦めて、流れに身を任せることが大切。


②行ってみないと分からない

確かに行きたくない部署だけど、それは私の3〜4年前の記憶の影響。実は今現在どんな部署なのかを正確に全て理解している訳ではない。

良い人に恵まれて楽しく仕事ができるかもしれないし、職場の近くに美味しいご飯屋さんがたくさんあるかもしれないし、意外と残業も少ないホワイトな部署かもしれない。

全部そうじゃない可能性もあるけど、行ってみないと分からないし行く前に考えたって仕方ないのだ。行く前からぐだぐだ文句やネガティブなことを言っていては、楽しくなるものも楽しくならないと思う。
もし良くない噂を聞いたとしても、それが自分にとっても悪い話なのかは別問題だし、とにかく行ってみないと分からない。行く前に考えても、仕方ない。(何か対策ができるなら別だけど)



③今すぐ辞める決断が出来ないのなら、行くしかない

「ココに飛ばされるくらいなら退職したい」と思っていたけど、じゃあ退職するのか?と聞かれたら、答えはNO。私の中では、自分のこの答えがもう全て。



自分より収入の高い夫がいて、子どもはいない。
自分が誰かを扶養している訳じゃない。
私が仕事を辞めて、経済的に困る人はいない。
万一夫が私の生活費を工面してくれなくても、数年間自分の生活を賄える貯金はある。
そして売り手市場の今、永遠に職につけないなんてことはきっとない。


ここまで条件が整っている(?)のに、結局私は辞めないのだ。
すぐにでも辞められる(職場に迷惑がかかるとかは一旦置いておく)のに辞めないのは自分。辞めないと決めたのは自分。それなら、異動するしかない。異動しないと、この会社に私の居場所はないんだから。(笑)




本当に嫌なら(いざとなれば)辞めれば良い

ただし、上記の通り、私が会社を辞めても、自分を含め誰も困らないというのは事実。

腹括って行ってみて、頑張ってみて、それでも本当に辛かったり耐えられないくらい大変だったら、辞めれば良いのだ。絶対にこの会社じゃなきゃいけないわけではないし、世の中にはたくさん会社はある。

ネガティブなことばかり考えて、嫌なはずなのに会社に雁字搦めにされた思考状態よりも、「とりあえず行くしちゃんと頑張るけど、いざとなったら辞めてやるぜ〜」と思いながら異動するのでは精神的なストレスが全然違う。

そもそも、そんなネガティブな人間が異動してきても、異動先の人だって迷惑なので、無理矢理にでもポジティブに考え、前向きに振る舞った方が良いと思う。嫌なら退職すれば良いのに、しないんだよね??という感じ。(※自分に向けて言っています)




まとめ

考えたって、しゃーない。

堀江貴文さん著「捨て本」に書かれている、【無駄なエネルギーをネガティブな方向に奪われないよう、「しゃーない」んだからと割り切ることが大切】という言葉が好きだ。
著者の堀江氏は、先のことも終わったことも考えないようにすることが正解だと言っていて、本当にその通りだと思う。

しかも1万人が働く大企業が出す内示なんて、一般平社員の自分に関われるところなんてほぼない。(もちろん資格試験の取得や特別研修への参加、人事面談など、アピールできるところはあるけども)この内示に何かできるわけではないのだから、現実を受け止めよう。


歓迎してもらえるような心構えで行くべし

私が言いたいのは、「しゃーないんだからそのまま自暴自棄になって良い」ということではなく、「しゃーないんだから、それを受け入れて、今やれることをきちんとしよう」ということ。

自分が異動者を受け入れる側だったら、どんな人だったら良い印象を持つか。

自分が今やっている仕事や自分がいる部署に対して、必要以上にネガティブな印象を持っている人を歓迎したいか?と考えたら、自分の心の持ち方も自ずと変わってくるはず。

もちろん、髪型や服装などの身だしなみ、挨拶やマナーも大事だけど、やっぱりその人の考えていることってどんなに取り繕おうとしても、透けて見えるもの。年次の高い人になら尚更一発でバレると思う。

自分の気持ちをちゃんと整理して、前向きな気持ちで新天地に飛び込みたいと思う。


考えたった状況は変わらないし、
行ってみたら良いところかもしれないし、
いざとなれば辞める選択肢だってあるのだから。

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