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性の乱れってなんやねん


これは、なんてことない普通の女子大生が、フェミニズムを知り自分の権利に気づいて生きやすくなっていく過程をそのままにお伝えするmemoです。


私は気づいた。「性の乱れ」って、そもそも基準なに??


最近見て印象に残ったツイートをご紹介します。

ピルを服用する際、「性に奔放なわけではない」とわざわざ言わなくていい。女性が性に奔放ではいけないということなんて全くない。ピルは女性の権利の問題。

こんな内容でした。た、確かに・・・・・・
私は、「性に奔放であると思われるのが嫌な人たちのために、ピルの認識を改めよう」と思っていた部分があります。でも、そもそも「(女性が)性に奔放なのが悪い」と決めたのは誰でしょうか。史記に「忠臣は二君に仕えず、貞女は二夫を更えず」とあることを堕落論経由で知りました。いやいや、昔すぎんか。史記を書いた人は偉大だけれど、この忌まわしき価値観を作り出した奴の名前を知る人はいません。そんなどこかの歴史の塵が決めた「女性を縛るための」価値観を、自分は疑いもせず引きずっていたなんて。

さらによく考えてみると、「奔放」「乱れ」とは具体的にどこからなのか。恋人がいながら複数人と性的関係を持っていたら?恋人を持たず大勢の人とワンナイトを楽しんでいたら?二人同時に恋人がいたら?検索しても基準はわかりませんでした。誰も知らないのです。まるで今までずっと、リアルな幻想を見ていたよう。私は自分で自分の権利を奪っていたんですね。

けれどこの「性の乱れ」論は、男性からだけではなく、意外且つもっとも圧力をかけてくる存在によって押し付けられている可能性が高いと思います。それは親です。私の両親は、幸い避妊以外の点で交遊を制限してくることは基本的にありません。私も母と父それぞれに、どのように避妊しているのかを説明し、過剰な干渉をしないよう伝えています。しかし、親が宗教的に「女性の貞操」という幻想を信じてしまっていると、それに対し反論するのはなかなか難しいのではないでしょうか。現に私の友人でも、親の干渉が大変だ、という声をよく聞きます。

権利という羽を毟られ、家に閉じ込められた世代の人たちを救えるのもまた、フェミニズムなのではないかなあと思います。親と一緒に学べる機会があればいいのにな。

親といえば、出産前に両親学級というものがあるらしく(今は病院に行くのが難しいので、シオリーヌさんが動画で配信されていますね)、そこでそういうことも教えられたらいいのにな、なんて思っていました。性教育とフェミニズムは相互に関係していると思うので、親向けに両親学級でちゃんと教えられれば、負の鎖は断ち切れるのではないか・・・妊婦さんを守るのも、子育て中の両親を守るのも、最終的に「フェミニズム=人権を主張する力」というところに行き着きませんか。なんて考えていました。





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