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黄信号

昨年だったかインボイス反対運動が巻き起こった時に「これは反対派が嫌われるだけで終わりそうだ」と呟いたが、その通りになりそうだ。
個人的な立場としては(消極的)反対なので登録が任意のうちは様子見だけれども、じきに順応する方向で続けていく他ない。まあ免税事業者の枠組み自体が何年も前から段階的に縮小されてきているので、どのみち既定路線だったのだろう。事業者登録は遅かれ早かれいずれ義務化になると思う。

インボイス関連の投稿は数字だけ見れば今なお数万単位のいいねやリポストがついているが、内容をよく見てみると明らかに反発が強まっている様子が目立つ。啓発のための漫画を見てもとにかく発信側の被害者性を強調しすぎている印象が強いのでさもありなんといった具合。「声を上げよう!」というスローガンに導かれるネットの抗議運動の類はすっかり信頼を失っていて、「何もやらないよりマシ」どころか「やらない方がマシ」な状況に陥ってしまっている。

そしてこれはインボイスに限らず、アクセルベタ踏みな過激派や政権批判や内輪ウケを狙った活動家が主導するようになると、穏健派が離れたり、話題そのものが腫れ物扱いになったりしてダメになるケースがかなり目につく。ペット絵描きとしては動物愛護系も風向きが怪しいのが気がかりだ。黄信号といったところか。反差別、フェミニズム系の領域は既に赤信号になっていると思う。

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