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エスパルスvs藤枝MYFC戦プレビュー

こんにちは、今回は8日に行われるエスパルスと藤枝戦のプレビューをしていきたいと思います。
今シーズンは藤枝の試合をずっと見ているので現在の藤枝がどういったチームかを中心に勝敗予想も含めて書いていきます。

ではまずは藤枝のフォーメーションです

基本形は3421になります。

まず藤枝の戦い方の前に個人的な注目選手はGKの北村選手とボランチの西矢選手です。GKは控えの内山選手もそうですが、後ろからパスを繋ぐ藤枝のスタイルを現すような足元の上手いGKです。ビルドアップの際には最終ラインに加わって+1を作ってチームに優位をもたらす存在です。
西矢選手は藤枝の攻撃の中心になります。ポジショニングも含めてですが、藤枝のパス回しは西矢選手を経由して行われる事が多いです。

2人を中心選手としてあげましたが、この2人動きが今の藤枝の攻撃を表わすことになります。今の藤枝のボール保持は下図のように西矢を最終ラインに落として3枚でスタートする事が多いです。

ただこの今の形からのビルドアップは以前の藤枝に比べてあまり上手くいっていません。これはメンバーの変更等によるものかもしれませんが、今の藤枝は後ろから繋ぐより最終ラインから前線へのロングボールの方が多いチームになっています。
そしてボールを保持しても早く攻めたいのか、無理目の状態でも前線に送って簡単にボールを手放してしまう状態です。

前線の矢村選手やアンデルソン選手はロングボールに対して裏抜けやポストプレーに優位性を持つ選手ではなく、また相手プレスを引き込んで裏を取るという感じでもなくプレスに対して詰まってロングボールを出す事も多いので、このような形のままでしたらエスパルス側とすればボールを回収しやすくなります。
ただシーズン序盤の藤枝は

このように例えば2トップのプレスに対してはGKも含めて+1を作り西矢は一列前でボールを引き出したり、またボランチとシャドーがポジションを動かしながらスペースでボールを受けてプレスを回避する形で攻撃を組み立てていました。このような形だとスペースを空けやすいエスパルスのプレスは簡単に突破されてしまうのではないかと思います。

このようにビルドアップの上手さも持っている藤枝ですが、そこからのアタッキングサードでの攻撃はあまり上手くいっていないと感じます。
よく見られるのは相手のプレスを回避してもそこから相手の守備が固い中央に出して奪われたり、また押し込んだ際もポジションは取れていてもそこから相手守備を動かしてスペースを空けて崩すというのはあまり意図的にチームとしてできていない感じです。
(それでもシーズン序盤は相手守備を動かして素晴らしい形のチャンスも見せていましたが…)

どうも相手ゴール前での崩しの部分は選手の個に任せている部分が多いように思います。特にPA付近ではパスを受けた選手が自分で何とかしようとするシーンが多く、素早く周りを使うとか逆に周りの選手が組織的に動くというプレーが少なく感じます。ボールを持ちすぎて詰まるような場面がよく見られます。
なのでもしエスパルスが前行ってから奪えなくてもゴール前では十分に守れると思っています。

次に藤枝の守備ですが基本は前からガンガンプレスを掛けにいきたいのですが、あまり上手くいっていなかったこともあり以前より無理なプレスにはいかなくなっていますが、プレスの仕方自体が改善されているわけではなくプレスに行くと

前と後ろがかなり開いてしまう事が多いです。前線の選手はボールを追いかけてるのに後ろがついていなくて相手への寄せも遅かったり、なぜその選手がフリーになっている?といったことが頻繁におきていました。
なので、エスパルスのビルドアップは個人任せの面がありますが、山原や乾なら簡単に突破してくれるのではないかと思います。

そして押し込まれた場合の守備は532のような形を取りますが、全体が組織立って守る守備ではなくボールと目の前の相手を捕まえにいくような守備ブロック(?)なので陣形は勝手に崩れてスペースは色々なところに空いてきます。
エスパルスは前節のレノファのように組織だって行う守備は苦手としていますが、このような守備(自分たちと同じような)であれば前線の選手の技術の高さやコンビネーションを生かしやすいと思います。

まとめ

という事で、藤枝に対してかなり辛辣な言いようになってしまいましたが、今の藤枝であればエスパルスは勝てると思いますし、むしろ快勝しなければいけないと思います。
今シーズンはずっと藤枝MYFCを見ていて応援もしていますし、いいなと思う選手も沢山います。(自分はウエンデル選手がイチオシです)エスパルスも藤枝に負けても昇格できるだろうと思っているので、何ならここは負けてもらっても…と思ったりもしますが、現実的にはかなり厳しいのではないかと思います。
昨シーズンの2戦目ではミドルゾーンで守ってカウンターから見事にエスパルスに勝利した藤枝ですが、今そのような戦い方は選択しないでしょうしする意味もないので、おそらく昨シーズンの1戦目のような形になるかと思います。そして結果も同じように…もちろんのこんな予想を覆してもらえたら嬉しい驚きですが、とりあえず私はWINNERSで4点以上取ってエスパルスの勝ちに5口いっときます。


では今回はこの辺で。


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