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2023.8.12 理科 動滑車の不思議

 夏休み明けから、授業は「仕事の原理」に入ります。
そこでのポイントは、動滑車のしくみとその働きです。
質量100gの物体を持ち上げるのに、上のばねばかりに働く力は50g力です。(滑車の質量は考えない)
その理由は、物体を支えているひもは2本なので、1本あたり50g力です。この理解は、生徒には比較的容易です。
ところで、物体を20cm持ち上げるのには、ばねばかりをその2倍の40cm持ち上げる必要があります。
そのしくみの理解が難しい。
 生徒が実際に動滑車を目の前にして、自分の手を動かして何回もやってみて、物体は少しの距離しか持ち上がらないのに、手が動く距離はそれよりずっと長いことの不思議さをしっかり体験してほしいと思います。

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