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2023.7.27 この方法はどうでしょうか?


 上の写真は、3年理科の教科書(啓林館)にある写真で、台車に一定の力を加え続ける方法を示しています。
斜面を使う方法と比べて、どちらが生徒にとって理解しやすいでしょうか。
我々の日常生活では、「力の大きさ」と「速さ」は一体として認識されています。「大きな力を加えれば、速くなる」、「速くなれば、大きな力が加わっている」という認識です。
(この認識をひっくり返すのが、中学校の力学教育の大きな目標です)
そういう認識を持った生徒に上の写真を見せると、生徒は
「台車はどんどん速くなるのだから、どんどん大きな力が加わっているに違いない。これがなぜ、一定の力を加え続けることになるのか、理解できない」と思います。

等加速度直線運動を扱うとき、注意すべき点だと思います。

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