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2023.8.30 理科 定滑車と動滑車の組み合わせ

 上のように定滑車と動滑車を使っておもりを持ち上げます。力は何分の1になるでしょうか。

おもりと動滑車は2本のひもで支えられているので、1本あたり半分の力。その半分の力を定滑車が向きを変えていると予想する。
あるいは、縦方向のひもは3本あるので、1本あたり3分の1の力かも知れない。
生徒の予想は、全員「半分の力」でした。(めずらしい)

さて、実験。
デジタルばねばかり(ニュートンメーター)は正確な分だけ、取り扱いは慎重にしなければいけません。
まず、フックを上にしてボタンを押し、「ゼロ点補正」します。次に、垂直に引っ張り下ろしていきます。摩擦の影響もあるので、はかりの高さを変えて数回測定します。一番確からしい値を、黒板に記録します。

実験結果
7つの班の測定値です。
77g力、77g力、76g力、75g力、66g力、65g力、43g力
おもり100g力+動滑車30g力、合わせて130g力の半分の65g力に近い値(53~77g力)になったのは6つの班でした。
この実験、10g力くらいの誤差は覚悟しないといけません。やはり、ひもと滑車の摩擦力の影響があるのかも。
あるいは、同じような実験を繰り返して生徒が習熟すると、誤差が少なくなる気もしています。

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