【簡易メモ】EBITDAはクソみたいな利益なのか

Earnings Before Interest Taxs Depriciation and Amortization(利払い・税引き・償却前利益)、読んで字のごとく税引き前利益に支払い利息と減価償却を加えるて求められる利益だ。運転資本の増減を取り除いた簡易的な営業CFともいえる。
長年バフェットのパートナーを務めたチャーリー・マンガーはEBITDAをバカげた数字、クソみたいな利益とこき下ろしている。確かに事業活動に必要な運転資本の影響を加味せず、実際に支払われる経費を取り除いた指標で企業の収益力を測るのは適切ではない。
あえてEBITDAを使う利点を考えたい。
まず計算が容易な事、そして国際間で異なる金利や税率、会計基準の影響を除いて横並びに評価できることにある。ROICほど確かな物でないにしろ他業種も容易である。とはいえ、私も時価総額に有利子負債を足して求めたEVに有利子負債の影響を取り除いたEDBITAを除して求めらるEV/EDIBITAでバリュエーションを求めるのは不適だと考える。M&Aの世界でよく使われる物だと思って参考程度に留めるのが良いだろう。


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