見出し画像

ブックサンタのススメ

これは人工芝アドベントカレンダー2021 6日目の記事です。10分で何かをポストします。

きっかけ

朝起きたら、higepon さんの次のようなツイートが流れてきた。

ブックサンタとは

公式ページに掲載されている近所の本屋orオンライン書店にて好きな本を選んで、さまざまな事情で厳しい状況に置かれ本を買うことができない子供たちに匿名にてプレゼントする活動のことである。

やってみた

興味を持ったので休日の時間を利用し、近所の本屋に行って4冊本を選んでブックサンタしてきた。証としてブックサンタステッカーが貰える。

選んだ本とその選び方

選んだ本は次の4冊である。送られる子供の年齢は0歳〜高校生まで。今回は高校生以上向けの本を選んだつもりである。
悪童日記(アゴタ クリストフ)
ナイン・ストーリーズ(J.D.サリンジャー)
魔法の庭、空を見上げる部族(カルヴィーノ)
不道徳教育講座(三島由紀夫)

結果として、本を選ぶのにたっぷり1時間くらい悩んでしまった。理由として、選考基準として次のようなことを念頭に置いて選んだためである。
自分自身が過去に読んだことがある本(当然といえば当然)
国語の教科書で読むような本は避ける(どうせ教科書で読むので)
10年後に陳腐化するような内容の本(ビジネス書、最新ニュース etc.)は避ける(子供たちが大人になったら陳腐化してるので)
子供騙しのような内容の「本気さ」が感じられない本は避ける(絵がやたら多かったり文章が少なかったりする本は所詮は子供騙しみたいなところがある気がするので)
本として著者や出版社に「貫禄みたいなもの」が感じられるものを選ぶ(その一冊から著者や出版社に愛着を持った場合に芋づる式に良い本に出会える可能性があるため)
文庫本(単行本と内容が変わらない割に値段が安いので)

本屋に置いてあったら子供にブックサンタしたかった本

もし書店に下記の本が置いてあったらブックサンタしたいと思ったかもしれない。残念ながら近所の本屋には置いていなかった。

・うらおもて人生録(色川 武大)

・私の個人主義(夏目漱石)

・予告された殺人の記録(ガルシア=マルケス)

おわり

公式ページによると、ブックサンタの支援対象の子ども人数から算出した2021年の目標冊数は6万冊。2021年11月末時点で1万冊程度とまだ目標に遠く及んでいないらしい。

図書館で借りてせかせかと読んですぐ返さなきゃならない本と手元に置いてあって背表紙を眺めたりしながら、なんとなく気になって視界の端に入り続けている本とでは意外と本としての意味合いも違うものである。

ぜひみなさまも気が向いたら年末までに一度ブックサンタしてみてはいかがだろうか〜(9分33秒)。

画像1

本を読む子供たち(引用元:いらすとや



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?