4月10日(月)のつぶやき

最高気温22、1度(最低気温4、4度)。

このところの朝は、寒のもどりで空気がひんやりと冷たく、春はあけぼの、とのたまうさのは、あたたかい布団のなかで、2度寝3度寝をするていたらくです。
やがて、カーテンを開けた窓からさしこむ春の光で、部屋がぬくもると、ようやくのそのそと起きだすのでした。

ベランダにでて、コーヒーを飲む、ねぼけまなこオトコを、心地よい春の風が、目にあざやかな緑が、鳥やカエルたちが、外に遊びにいこうよ、とさそってきます。そうさ、家にいるのはもったいない!お弁当とお茶を、ザックにいれて川原へでかけました。

もう葉桜となったサクラの木のそばで、背の高いセンダンの木も芽吹きはじめています。あざやかな新緑の岸辺をぬけ、川原へおりれば、先週の雨で、まだ少し太い笹色の川が、さぁさぁ、ごぷごぷと音をたて、いつもよりはやくながれてます。

川をとりまく岸辺や山々は、新緑が目にまぶしい季節をむかえています。
萌黄、黄緑、若緑、濃緑。さまざまな木の葉の緑のなかに、海老茶色、橙色(常緑樹の新芽)や黄褐色(樫の木の花)も見えます。
南国の初夏の岸辺や山は、秋の紅葉のころよりも、ずっとカラフルで見ごたえがあるのです。

ほのかに花が甘く香る風のなかで、さのは、萌える緑の饗宴にすっかり心をうばわれてしまいました。なんてステキな日なんだ・・・。
そして、流れる水のそばにこしをおろして、お弁当をひろげました。

もう初夏のように強い陽ざしに、カラダが熱くなれば、足をのばして水に足をつけてみます。すると、思ったよりもひんやり冷たい水に、うひゃーとおもわず声があがったのでした。

家にもどるとちゅうの道端に、イタドリ(スカンポ)の新芽がすっくとのびています。これはいい、ぽきぽきとイタドリをつめば、ノーテンキなオトコは、もう川のことは忘れて、イタドリをどうやって食べるか(酒の肴にするか)ということで、頭がいっぱいになっていました。

2021年4月に撮影。
イタドリ 皮をむいてからアクを抜きます。
2021年4月に撮影。

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