5月21日(日)のつぶやき

最高気温30、9度(最低気温16、6度)。晴れ。

澄んだ水色の空から、もう夏を思わせる強い陽ざしが、さんさんと降りそそいでいます。木陰をふきぬける風は、とてもさわやか。
絶好のハンモック日和です。
しかし、ヒルネでは、お腹はへこみません。
岸辺の細道を、のろのろと走ることに。

 ヒメジョオン、タニウツギ、ドクダミの白花がいろどる新緑の道端に、(梅雨の岸辺を代表する)ホタルブクロとハナミョウガの花も咲きはじめています。そんな梅雨がちかづく夜の水辺で、幻想的な光りの舞を見せているのは、ゲンジボタル。

 夏色の空のしたを走りおえれば、全身はズブズブ汗まみれ。
おおっ、あちゅい・・・。
思わず、ザブンと川に飛びこみたくなるのでした(飛びこまなかったけど)。南国四万十は、ザブザブ川遊びも楽しめる季節になりました(晴れていれば)。

ハナミョウガ
ホタルブクロ

このところつづく夏のような暑さに、のんべんだらりと初夏を過ごしていたさのも、さすがに衣替えをしなければと思い、タンスのなかから夏服をひっぱりだしました。
するとなにをおもったのかさのは、お目当ての夏服いがいにも、(もう何十年も着ていない)古い服もひっぱりだしたのでした。

そのほとんどが、アウトドアブランドの高価なウェアですが、やぶれ、虫くいなどでボロボロです。でもさのは、大切な思い出が染みついているのだ、と捨てずにとっておいたのです。
他人からみれば、ただのボロ切れなのに。

しかし、今回は、エイヤ!!断固として処分するのだ!と決心したもよう。スバラシイ思い出は、記憶のなかにあればOK!というコトを、いい年してやっと気がついたようです。

 服を処分したさのは、こんどはいらない本や雑誌、雑貨もしょぶんすることにしました。すると空いたスペースは、ほこりだらけです。それを、ほうきやぞうきんなどで掃除すれば、最初2時間ほどですむだろうと思っていた作業は、けっきょく1日がかりになってしまいました。
そして、すっきり片付いた部屋を見たさのは、棚をつくればさらに広くなるな、と思うのでした。
22年も住んでいるのに、今ごろ気がつきましたか。そうですか・・・。
十年一日。進歩がないおバカさんです。

 夕方、さのが風呂の水をはろうと、風呂の戸をあければ、浴槽のなかで何やらドタバタうごいてます。ん?見たしゅんかんさのは、ウオッ!と思わず大きな声をあげたあとフリーズしました。
そこにいるのは、マムシです。
まじか・・・いつ、どこから?こんなのはじめて・・・。
つかのま頭がこんらんしましたさのは、一呼吸いれたあと、どうしようか?考えました。

そして、(折れて部屋のインテリアとして余生を過ごしていた)シングルブレードの木製パドルを手にとり、マムシと格闘し、なんとか退治しました。ほっとしたさのは、つぶやきました。はぁ~なまねこなまねこ、と。

 そのデキゴトの1時間後、風呂の湯がわいたので、さぁ、はいるべ、とさのがバスタオルを手にとれば、こんどは、ムカデの親分みたいなデカムカデがすがたをみせました。
うわっ、またかよ!!デカムカデをたいじしたあと、たてつづけに続く危機に、♪いいことばかりはありゃしない♪と湯舟のなかで口ずさんだのでした。

 「美しい花には棘がある」と言いますが、美しい初夏にも棘(毒)があります。うすらぼんやりと美しい初夏をすごしていると、いつの間にか足元にはキケンがひそんでいるコトも。
足元にはくれぐれも注意して、生きていきたいものですね。

♪われたパドルにゃ 未練はないが~♪

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