見出し画像

#225 ペットロスと向き合う

ペットを飼ったことがある人、またペットを飼いたい人、これからペットを飼う人、全ての人に読んで頂きたいと思います。ただ、最初に申し上げたいのは悲観的な内容ではなく。向き合い、そこからどう暮らしていくか、どう立ち直って行くか、私はどうしたかを拙い文章ではありますが、共有できればと思っています。
あと、鳥は良いぞ〜というちょっとした布教活動も兼ねてます。

ペットとは

私たちに癒しや生きる希望を与えてくれる存在です。また、一緒に暮らすことで楽しい一時を共有したり、悲しいことがあれば良き相談相手にもなるでしょう。犬、猫、鳥、魚、トカゲや蛇、カエル、虫、など種類は問いません。「ペットに何を求めるか?」は人それぞれですし、何匹飼うかも自由です。ただ、個人的には「しっかりと愛情を注げるまで」が限度ではないでしょうか。
私は鳥を選んでいますが、良きパートナーであり、相棒です。鳥は基本的にペアを作って生活するので1人1羽が鳥にとっても、人間にとってもベストだと思います。(鳥に選ばれなかった場合、とても悲しいですがそれはそれで愛おしいです。)

犬猫に限りますが、コロナを機にペットを迎えた人が増えたという調査結果も出ています。資料多いのですが、調査結果の要約を見れば、大体ですが全体像が掴めます。

最近は子どもを産まず、2人で過ごす夫婦なども増えて子どもの代わりに迎える人も増えてきました。人間の子どもとは違うものの、「家族」として迎えることで、自分の子どもとして扱う人も多いです。

衝撃的だったペットロス

私は2021年の9月に最愛のペットを亡くしました。度々noteにも登場していました。今も思い出せば泣きそうになりますし、籠の前でぼーっとすると楽しかった時期を思い出して、「今、なんでいないのか?」と辛い気持ちになることもあります。今でも自分の不甲斐なさを責める時があります。もう半年経つのにです。今までの経験の中でも半年間、同じことで悩んだり、悔いたりすることはありませんでした。高校の時、友人が亡くなったこと。死ぬほど悔しかった大会。好きな女の子に振られたことなどでも少し泣くか、なんとか堪えたぐらいでしたが、立ち直れないほどではありませんでした。
今でこそかなり平気になりましたが、亡くなってからの2ヶ月間はとても辛かったのを強く覚えています。今まで自分軸で生きてきて、自分の生活を削ってでも迎えた相棒がいなくなったわけですから、相当な喪失感でした。自分の生活を犠牲にして育てる、という信念も一緒に亡くなったわけです。

やる気が起きない、感情のコントロールが効かない、何をしていいかわからないなどたくさんのネガティブに襲われます。ただ、その分愛していた証拠とも言えるでしょう。

ペットロスから回復

日にち薬とはよく言ったもので、2ヶ月ほどとても辛かったのですが、時間が少しずつ治してくれました。思い出を整理したり、ペットロスから回復するにはどうしたら良いか色々模索していました。回復できた要因はたくさんの”言葉”と”行動”でした。
インスタグラムでの他の鳥飼いさんからの優しい言葉。友人からの連絡。ペットロス体験の日記。本当に暖かい言葉ばかりでした。その中でも特に救われた言葉が以下の通りです。

あなたの元に来た子は、あなたと会うべくして生まれてきました。そんな最愛の子が去って、1番悲しいのはあなたです。ただ、その最愛の子を1番に想えるのもあなたです。今の悲しい気持ちは子どもからの最後の”贈り物”です。だから存分に悲しみ、その子のことを想い、うちに来てくれてありがとうと感謝することが飼い主としてできる最大のプレゼントになるのです。

この言葉ですごく気持ちが楽になりました。今の悲しい、辛いという気持ちはうちに来てくれたことで芽生えた気持ちなわけで、死ぬことで命の大切さを身をもって教えてくれたわけです。悲しいと思うことは当然で、悲しみにフケることもペットへの愛情の表現であり、飼い主としての特権です。その気持ちはプレゼントで、生きていく上で芯となる大切な感情だと今は思います。

新しく迎えるという選択

新しく迎える、というのもペットロスから回復する近道です。私の場合、新しく迎えたわけではありませんが、今も家には彼女が同棲前に飼い始めたインコがいます。この子の存在も大きかったです。この子は先立った子より先住の子で、年明けに1歳になりました。小型インコは1歳を過ぎれば、体も成長しているので一安心と言われています。
この記事を書いている間も、もう1匹いる鳥さんが頭の上で記事執筆を応援してくれてます(笑)

なんや、その目は

ペットロスは辛く、悲しいです。ただ、先立たれたとしても飼い主は生きています。だから生きていかなければなりません。先立たれる前よりも強く。世の中理不尽や、自分の想像にもないことなどたくさん起こります。
子どもができれば同じような感覚になるかもしれません。自分より優先するものがあることはとても良いことです。それをプレゼントしてくれたことや教えてくれたことに感謝するのが1番ではないでしょうか。

#ペットとの暮らし


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?