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大災難で起こるとされる「海底が盛り上がる」事について考察してみた

たつき諒先生が描かれた2025年大災難の予知夢の中で「海底がボコッと盛り上がる」という場所について気になったので調べてみました。

予知夢で示された場所はフィリピン海プレートの真ん中で、海底が噴火か何かで盛り上がった部分から津波が発生するとの事。

そして、台湾から香港あたりまで地続きになると言う夢を見たと書いてありました。

フィリピン海プレートは関東から台湾付近にかけて大地震の発生源になっていることもあり、構造や動きなどについて様々な研究機関が長年にわたる調査研究をしているようです。

プレートの北端は伊豆半島や千葉沖のプレート三重点、西は台湾、東はマリアナ諸島、南はニューギニア島の西端まで達し、ダイヤモンド形をしています。

北側は相模トラフから北米プレートへ、西側はユーラシアプレートへ向かって沈み込んでおります。

また、東側からは太平洋プレートがフィリピン海プレートの下へと沈み込み、その影響でプレート境界には伊豆・小笠原諸島や海溝が生成されています。

プレートの真ん中には沖ノ鳥島を含む、全長約3000 kmの九州ーパラオ海嶺が南北に連なっています。

これが中央海嶺のようにマグマが湧き出してプレートを左右に押し広げているのかと考えたのですが、フィリピン海プレートには現在そのような動きはないらしい。

この九州ーパラオ海嶺は、太平洋プレートの沈み込みにより、伊豆・小笠原諸島から分離して真ん中まで移動したと言うことで、伊豆・小笠原諸島との間のプレートは西側部分と比べると、まだ新しく薄く他のプレートとは少し挙動が異なるようです。

詳しい資料は探せませんでしたが、フィリピン海プレートの真ん中にも海底火山が存在するという地図を見つけました。

ただ、一つの海底火山が噴き上がる程度では、海底が盛り上がり、一部が陸続きになる程の大きな変化があるとは思えないので、フィリピン海プレート中央付近のマントルにプルームという上昇する高い温度の領域が無いか、また太平洋プレートの沈み込みで高温になる部分の様子を調べました。

海上保安庁が公開しているフィリピン海プレートの地震波CTの画像データを見ると、南太平洋やアフリカ大陸に湧き出ているようなスーパーホットプルームは無く、大量の溶岩が突然海底に噴き出す状況が起こる様子は見られませんでした。

しかし、中央より西側のプレート下のマントルには小さい範囲ではありますがプルームとみられる温度が高い部分があり、その周辺の海域の隆起を起こす可能性があるかもしれませんが、津波を伴う急激な変化となるとどうかな...と思いました。

そのため、フィリピン海プレート中央付近でボコッと海底が盛り上がり、巨大な津波が発生するような噴火が起こるかというと、専門家では無いのではっきりとは言えませんが、起こる可能性は低いかもしれません。

しかし、鬼界カルデラのような大噴火がプレート境界付近で起こる可能性も考えられるし、大災難予想には隕石説や東南海地震説などもあり、油断は出来ないなと。

この国は災害が起こるのが当たり前だと思って物資も心も常に備えておいて損は無いので、私も早速災害用の備蓄を確認しようと思いました。

今回、プレートテクトニクスやプルームについて色々と調べているうちに、マントル物質などが露出したゴジラメガムリオンと言うドーム状の地形が2001年に沖ノ鳥島沖で発見され、昨年採掘調査の許可が降りたとの記事を見つけてその報告が楽しみになったり、地震の発生メカニズムや生成される岩石の分析研究が一昔前よりずっと進んでいてとても興味深かったです。

地震の予知は難しいと言われますが、随分細かいところまで地球の動きが調査され理解されてきており、長い間、研究を引き継ぎ携わっている方々の熱意を感じました。

ここまでお読み下さいましてありがとうございます。
次回は地球の奥深くから上昇しているマグマの中で聞いた事についてスピリチュアルな方面から書きたいと思います。

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