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リベラルアーツとは

リベラルアーツとは、広い知識(文学、哲学、自然科学、社会科学、音楽、歴史、宗教など)を用いた自らの発想で、様々な分野をまたがる総合的な思考力。

リベラルアーツとは(その1)

個々人がみずから考え、発想し、自分の道を切り開いてゆくための基盤として必要とされるもの。

リベラルアーツの起源は、ギリシア・ローマ時代の「自由七科」、具体的には文法学、修辞学、論理学、算術、幾何学、天文学、音楽を意味しました。

しかし、近年注目されている意味でのリベラルアーツはその横断的な共通性、つながりを重視する含みをもって用いられる言葉。つまり実践的な意味における生きた教養を身につけ、自分のものとして消化する、そして、それらを横断的に結び付けることによって広い視野や独自の視点を獲得し、そこから得た発想を生かして新たな仕事や企画にチャレンジし、また、みずからの人生をより深く意義のあるものにする、そうしたことのために学ぶべき事柄を、広く「リベラルアーツ」と呼ぶ。
そのような意味におけるリベラルアーツは、自然・社会・人文科学のみならず、広い意味での思想、批評、ノンフィクション、そして各種の芸術までをも含むでしょう。

参照:リベラルアーツの学び方 エッセンシャル版 -瀬木 比呂志 (著)

リベラルアーツとは(その2)

確かな知識を自由自在に活用し、自分自身で思考することが求められる。
そんな確かな知識をベースにした強靭な思考力を「教養=リベラルアーツ」と位置づけている。

複雑で予測困難、何が起きるかわからないのが、これから私たちが生きていく世界。そんな時代を生き抜くためには、これまでとは違う能力が求められる。

・混沌とした事態を分析する力
・正解がない中で決断する力
・難問を解決する力
・新しい価値を生み出す力

これらの力を鍛えるためには、まず確かな知識を身につける必要がある。そのうえで、その知識を自由自在に活用し、自分自身で思考することが求められる。

参照 ビジネスエリートのためのリベラルアーツ 「哲学」-小川 仁志 (著)

リベラルアーツとは(その3)

「ひとつの正解」よりも「多様性の理解」が大切。「リベラル・アーツ」は人間を自由にする技。

自分の頭で考え、自分のハートで感じ、自主的に判断し行動することが求められています。もちろんそうやって自分で判断するためには、たくさんのことを知っておく必要がある。

参照:東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院長 教授 上田 紀行https://frompage.jp/ynp/liveralarts/

リベラルアーツとは(その4)

リベラルアーツはさまざまな学問領域を自由にそして積極的に学ぶことで、実社会で活躍し豊かな人生を送ることができる総合力のある人間の育成であり、古代ギリシアで誕生した人間を束縛から解放する知識。

社会のありとあらゆる問題にさまざまな角度から立ち向かうことができる、
それがリベラルアーツの「学び」。複雑化した現代社会では、ある特定分野の専門的な知識が求められる一方で、幅広い知識を身につけ、異なる考え方やアプローチ方法が理解できるような総合力が必要とされている。

リベラルアーツとは元来、人間を良い意味で束縛から解放するための知識や、生きるための力を身につけるための手法を指します。 古代ギリシアで生まれたこの概念は、やがて古代ローマに受け継がれ、言語系3学(文法・論理・修辞)と数学系4学(算術・幾何・天文・音楽)で構成される自由7科(セブンリベラルアーツ)に定義された。その後、17世紀のイギリスを経てアメリカに継承され、現在のアメリカのリベラルアーツ・カレッジでは少人数制による基礎的な教養と論理的思考力の習得に重点を置いている。 リベラルアーツ教育は基礎的な教養を形づくり、人としての根幹部分をつくる学びである。

参照:桜美林大学HP
https://www.obirin.ac.jp/academics/arts_sciences/what_is_liberal_arts.html