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観光マーケティングのこと

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観光業や訪日インバウンドついて
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#アンケート調査

海外旅行者における観光地の課題解決テーマ一覧(その2)

観光業において、自地域の課題が曖昧だったり、状況が複雑で何を明確にしておかなければいけないか、もはやよくわからない。そんなこともあると思います。 以下は明らかにしたいこととそれに対応する調査手法です。 1. Persona: 旅行者像調査 自地域のファンは誰か、これからファンになってもらう人は誰か。どんな人か。また、近い将来の国内旅行か少し先の海外旅行者か。ペルソナを明確にしておくことでターゲット顧客を把握しておく考え方です。 ・「近隣の国内旅行者」 ・「都市部から地

海外旅行者における観光地の課題解決テーマ一覧

国内旅行もそうですが、海外から見たときの日本各地の観光コンテンツがどのように映っているのでしょうか。国や地域によって、感じ方や文化も異なるので、より私たち日本人にとっては不透明な部分が多いと感じています。 観光庁を含め、様々な調査やオープンデータもあります。しかし一方で自分の地域の観光コンテンツとなるとデータが不足していることも多々あります。そんな課題背景をもとにいくつかよくある課題テーマを上げました。 ■テーマ1:旅行者の深層ニーズは何なのか特に海外旅行者が訪日したい理

【事例】インバウンド客激減もニューノーマル時代の新たなターゲット策定と観光地の深層ニーズを調査

背景と課題現時点(2020年12月時点)において、海外からのインバウンド客はどの観光地においてもゼロに等しい状況です。しかし、2021年の7月に予定される東京オリンピック、8月のパラリンピック目的のスポーツ観戦客、そしてその後、9月以降の秋の観光客、10月は中華圏の国慶節連休など。 2021年の中期的なインバウンド対策として、何をすれば良いのでしょうか。それぞれ様々な課題がありながら、世界中の生活様式が変化しているのは共通認識だと思います。どんな興味関心の変化があったのか、