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理学療法・リハビリテーション

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理学療法って何でしょう?リハビリテーションって?知らない人も多いのでは?理学療法普及ブログ。みなさん、理学療法を知ってください。以外に守備範囲の広い職種です。(*- -)(*_ …
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#日記

目からうろこ

衝撃的な一句。 「やっとくれ」 言うほどなくなる 我が人権 これを聞いて私はポンと勢いよく膝を叩いた。 う、うまい!! 介護をしてもらえばもらうほど今の日本ではどんどん人権がなくなっていく。 長年高齢者医療にかかわってきてなんと腑に落ちる一句だ。 一人で誰の手伝いもなく生きている人は100%の人権があるとしよう。家にヘルパー等を一歩でも家に入れた時点で人権は30%目減りする。それでも家にさえいれば70%は確保される。しかし、サ高住(サービス付き高齢者住宅)やケアハ

歩く理由。言えますか?

「お前ら理学療法士なんて財源の無駄遣いなんじゃ!!!」 「どうせ理学療法なんかやっても治らん!!!」 「週に一回しか来ないのに、そんなもん1週間に一回リハビリやってもいみないんちゃうんかい」 と私が訪問リハに行くたびに大声で頭ごなしに怒鳴り続けるご仁がいる。 1時間の訪問でこの恨み節が60分続く。そして、罵詈雑言の合間に 「部屋の模様替えをしろ!!!」 「シーツを直せ!!!!」 「今から病院の支払いに行ってこい!!!」 と全くリハビリと違うことを理学療法士や作

ついダークサイドに落ちてしまうなぁ(笑)

大手介護系企業の講習会で、嚥下リハビリテーションを在宅で積極的に行っておられる先生。という触れ込みで紹介されて壇上にお立ちあそばしたのは、なんと「訪問リハビリマッサージ」という業態でお商売している。按摩・マッサージさんだった。 おいおい。突っ込みどころ満載である。 嚥下リハにおいては、言語聴覚士という立派な国家資格があって、日々嚥下と闘っているリハビリテーション専門職が居られるのを差しおいて、按摩さんが嚥下の講習。専門性もへったくれもあったもんじゃない。 会場にお集まり

そもそも論

そもそも、 リハビリテーション治療とは? リハビリテーションとは? リハビリテーション専門職とは? 理学療法とは? 的なそもそも論をする療法士が多い。私的には今更感がぬぐえないが、とにかく、なぜか、理学療法士たちは、そもそも論が好きなのである。 語源は?とか元々的なやつが大好物である。 で、その議論から結局何が生まれてくるかと言うと、どうせ俺たちは・・・的な議論に終始する。 なんじゃそりゃ? 知り合いに相談すると、そもそも論をする人たちは、壁があった時に立ち返る作業

愚痴の多い療法士

知り合いの介護支援専門員から 「療法士のブログやTwitterはどうして、愚痴やネガティブアピールが多いの?」 と素朴~な感じで聞かれた。なんてタイムリー。エヘ。 もしやとは思い最近の自分のブログを振り返ってみると、確かに愚痴めいたことが多い。なんなら、昨日も愚痴noteだった。(笑) なぜだろうか? なんだか、みんな悶々としているのだろう。制度ビジネス上で医療をやっている連中なので、制度の中では、いいことをしたくてもできないジレンマが渦巻いているのだろうとは思う。

QOD(クオリティ オブ デス)死の質

QOL(クオリティー・オブ・ライフ)生活の質。というのは聞いたことがある人も多いだろう。医療・福祉系の人は必ず習う単語です。 今日は、QOD(クオリティ オブ デス)死の質についてお話してみよう。 100歳以上の高齢者の寝たきり率がアメリカでは30%程度。日本ではその倍60%以上が寝たきりなのである。 これが何を意味するのか? それは、医者任せ、介護支援専門員(ケアマネ)任せ、市役所任せ・・・。 つまり他人任せで長生きした結果と言わなければならない。 自分の人生や生

依存的自立

「自立」の定義(考え方)が医療や特に介護保険下ではバラバラであり、寝たきりを助長している現状がある。今一度「自立」とは何か?を熟考したい思う。 「自立」の定義「他人の助けや支配なしに自分一人の力だけで物事を行うこと。ひとりだち、独立」である。 「自立」には身体的・精神的・職業的・経済的等の自立がある。それと対比するように、「依存的自立」がある。「依存的自立」には互助の考え方が素地にあるとされている。 東京大学先端科学技術研究センター准教授、熊谷晋一朗氏。「自立とは、依存

理学療法士って何ができるの?

知り合いの介護支援専門員に素朴~~な感じで聞かれた。 「生活上で利用者が困っていることは多いんだけど、理学療法士に頼んだらどうなるの?何ができるの?」 と、別にケンカを売っている風でもなく、ただただ頭上に?マークを浮かべているような感じで聞かれた。 ほほう。なるほどいい質問だ。と思い。それじゃぁ。メニューを書いてみよう。 メニュー ① 行為・動作の構築 基本動作の構築 ・寝返り ・起き上がり ・ベッド上の移動・動作 ・立ち上がり ・立位動作 ・立位保持 日常生活動

私はサルコペニアが嫌いだ。

最近フレイルとサルコペニアをよく耳にするようになってきた。 サルコペニアで世間が騒ぐのは、ちょっと嫌だな~。と思っていたが、フレイルは世間様に広めた方が良いと思い、新聞記事をちょっと紹介。 高齢で活力衰える「フレイル」、国内250万人が該当か 09.18 15:23朝日新聞デジタル 高齢になって心身の活力が落ちた「フレイル」と呼ばれる状態の人が、国内に少なくとも250万人はいるとみられることが、日英の研究チームの解析でわかりました。フレイルの人は介護を必要とする状態に

ターミネーター&コブラ。とにかくロボだ。

昨今のリハビリテーションはロボである。 ゲッターロボにガンダム、コブラ、アトム。ガンバレロボコン。ロボにもいりろあるけれど、現代のリハビリテーションはとにかく、ロボ一色、ロボ祭り。ということで、ロボを少し紹介してみたいと思います。 ※最初に言っておきます。本当に私はメーカーでも、開発者でも何でもありませんのでその辺よろしくお願いします(笑) 私が皆さんに今一番伝えたいものといえば、WHILLです。 これは凄い。本当に凄い。 ホントに未来型車いすである。もはや、車いすと

理学療法士広報活動!!皆さん観て下さい(*- -)(*_ _)ペコリ。

そうだ、そうだった。私は理学療法という日本ではあまり知られていない、マニアックな治療法。はたまた理学療法士と言う認知度の低い職業を一人でも多くの人に知ってもらいたい!!という、大志を抱いてnoteを始めたのだった。 というわけで、理学療法士を広報したいと思います。御付き合いください。(*- -)(*_ _)ペコリ 理学療法士が主人公の映画でございます。これは、fuluやAmazonプライム等々でやりまくってもらわねば! 皆さんもみて下さいね。 予告をどうぞ。 東京都

小児リハ始めました。第三章。

高齢者医療に嫌気がさしてきていたところに、私の目に飛び込んできたのが「小児リハ」の文字。 これは渡りに舟、とばかりに、小児リハビリテーション領域に飛び込んだ。 いや~。子供たちのかわいいこと、かわいいこと。何がかわいいって、手を抜かずに全力で生きているところがカワイイ。  高齢者の場合、いくらでも寝たきりにならない方法はあるのに、どれだけ教えても、自らの意思で寝たきり街道に飛び込んでいってしまわれる。  「寝たきりになりますよ」「認知症になりますよ」 といくら諭しても、

小児リハビリテーション始めました。の暖簾を上げてみました。

今日はイベントレポを行いたいともう。イベント。イベント。イベント。イベントねぇ。うーん。 伝説となった、100才越えの現役医師、日野原 重明先生の講義を学会で受けたときの話でも書いてみようか。はたまた、認知症になってしまった、認知症治療のエキスパート!レジェンド長谷川和夫先生の講義を聞いた時の話でも書いてみようか?学生の頃、私の人生を変えるほどの衝撃的なお話をしてくれた備酒伸彦先生の話でも書いてみようか。「世界一受けたい授業」風に「僕の先生はフィバー♪」てな塩梅で(笑)

小児リハビリテーション序章。始まりの始まり

長年、本当に長い間、高齢者医療にかかわってきた。介護保険が始まる前から、寝たきり高齢者のリハビリテーションに関わってきた。高齢者医療は本当にここ20年で大きく変わった。私がかかわってきたリハビリテーション治療もどんどん変化していった。 遊びリテーション。パワーリハビリテーション。レッドコードセラピー。認知症リハビリテーション。等々。高齢者リハビリテーションも時代とともに目まぐるしく開発され変化してきた。 高齢者医療とは? 高齢者のリハビリテーションとは? 高齢者におけ