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メマリーさんち

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メマリー家の人々の日常を切り取ったマガジンです。「面白き、こともなき世を面白く」ほっと何も考えずに笑いたい方はぜひぜひおこしやす。(*- -)(*_ _)ペコリ
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#夏のオススメ

フェロモン欲しいわ~。

以前、「動物好きの極悪人」で登場した妹御が突然実家に帰ってきた。しかも一人で。いつもならフナッシー顔負けの意味不明行動を爆発的に行い、家をめちゃくちゃにしてくれる甥っ子どもがいない。 中学の時の同級生と映画を見てきたそうな。 妹御がアウトレットで購入してきた、ブレスレットを胸に当て、私に見せた。 「なっ!ぴったりやろ」 突然の言葉に私が当惑していると 「イエローゴールド。これやわー。若いころやってたシルバーが全然似合わへんようになってんねん。なんでや思う?」 私が

まだまだ夏だ!!夏に見たい映画!!

9月になったとはいえ、まだまだアツイ!暑さ寒さも彼岸まで!! 夏真っ盛り!まだまだ夏だ!ビールだ!!映画だーー!! 夏と言えば、熱い、熱いといえば祭り、祭りと言えばヨサコイ祭りである。 うちのオカンは、生粋の大阪人である。しかし、何故か「よさこいダンサー」として日本全国を踊り歩いている。 なので、私の家では、夏と言えば、よさこい。高知ヨサコイ祭り!! ヨサコイダンサーの聖地、高知ヨサコイ祭り!! 土佐の高知の はりまや橋で 坊さんかんざし 買うを見た よさこい よさ

夏なのでちょっとひんやり、ホラーな話。実話です。

暑い。暑い。夏は暑い。夏と言えば、稲川淳二。稲川淳二。と言えば怪談話。そこでちょっとひんやりとしたお話でも書いてみよう。ひんやりした話ねぇ。そうだ、我が家のギボアイコことオカンの話をしよう。 オカン曰く、「私には力の弱い下級の神様が憑いているんだよ」これが、オカンのプチ自慢である。「力が弱い」だとか「下級」だとか、散々な言われ方をされているが、とにかく「神様が憑いている」とオカンはことあるごとに言うのだ。 オカンの神様ファイル① オカンが神のご加護に抱かれていると(勘違

無敵の姉ちゃん

今日の語り部は私のオカン。 私:よろしくお願いします。 オカン:はい。分かりました。 後はオカンの独壇場、勝手に機関銃トークです。お楽しみください。 ホンマ、姉ちゃん(古稀を迎えたばかりの母の姉)どうしょうもないわ!! こないだ、姉ちゃんと南部行ってきてんけどな。 (南部。言わずと知れた南高梅で有名な和歌山県南部市。) 私、姉ちゃん家まで迎えに行って、あそこから南部まで3時間ぐらいかかるやんか。姉ちゃん車乗るなり、後部座席でプシュって。振り向いたら案の定ビール空けてる

もう、ぼ、ぼくは、耐えられない!その時彼女は…

渋滞で、暇つぶしにとでも思ったのだろうか、男は滔々と語り始めた。 時は、ルミナリエ当日。元町。きらびやかに彩られたイルミネーションが町を覆い尽くしている。 恋人たちや子供連れの家族が、芋を洗うようにイルミネーションのトンネルを行き交っていた。 男はデート中だというのに肛門括約筋をひくつかせて、脂汗をかいていた。 強烈な便意が男を襲っていたのだ。 少しでも気が緩むと、大参事になってしまう。 年の離れた若い彼女が、楽しそうに話している。彼女はかぐわしいシャンプーの匂いをな