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メマリーさんち

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メマリー家の人々の日常を切り取ったマガジンです。「面白き、こともなき世を面白く」ほっと何も考えずに笑いたい方はぜひぜひおこしやす。(*- -)(*_ _)ペコリ
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#コラム

おばば様たちの叫び。

最近、お仕事系のお話、ばっかりだなぁ。そうだ、面白いお話を書くためにブログを書き始めたのだった。と、初心に帰り、楽しげなおはなしを書いてみよう。 昼食時母上が唐突に 「〇〇さん(母の友人)とこのの〇〇君(母の友人の息子)あんたと同い年で23歳のお嫁さん貰ったらしいで」 と切り出してきた。 年の差なんと20歳程度(私の年が計算できちゃいますね(笑)) 40を過ぎてもプラプラ陽気に独身ライフを満喫している私をしり目に母上のお話が続く。 「〇〇君バツ2で、嫁さん23やで

体、半分持っていかれた

父と母が仲睦まじく、遠路離れて住んでいる一人息子の家に遊びに来た。 両親が私の家に泊まり、 「朝ごはんを食べよう、どっかおいしいところに連れていけ」 と、父上からの命令があり、私のお気に入りの喫茶店へレッツラゴー! (ここの喫茶店は、社会福祉法人さんが軽度の知的さんや聾の皆さんに雇用の場を!とパン屋さんや喫茶店をやっているので、応援の意味を込めて常連になっている) 車の中で父が突然「昨夜、寝てたら体、半分持っていかれたぞ」と、意味不明のセリフを放った。? もう一度聞き

大阪北部地震

台風のお話をしたので、今日は去年の大阪北部地震のお話を一発。 6月18日7時55分。 いつも通りの朝。コーヒーなんぞを優雅に飲んで、リュックを担ぎ 「さーお出かけでっすよー」 と玄関を出た刹那。 ガタガタガタガタと、大地が揺れ始めた。 おっ、これは少し大きめの地震ですぞ。と思いきや、なかなか揺れが止まらない。 オカンが家の中で、 「〇〇(私の名前)!!大きいで!!!逃げる準備!!!」 と騒ぎながら、日ごろ集めに集めまくっている防災グッズを一切持たずに右往左往してた。

台風一過。

台風19号が過ぎ去り、日本列島は大変なことになりました。多摩川や手取川の氾濫なんて聞いたことがない。台風の大きさを物語っていますよね。亡くなられた方々には心よりご冥福申し上げます。 去年のこの時期、大型台風が大阪南部。つまり私のご実家付近を直撃したのだった。関西空港では貨物船が橋に直撃したり、車がころころ転がったあの台風です。 いや~。大変でした。大阪北部の地震に続いて台風ですもんね~。世紀末が近づいているのかしらん?去年の大阪は天災で続きでございました。(えらいこっちゃ

誰にも信じてもらえない話

おばけなんてないさ。寝ぼけた人が見間違えたのさ♪ だけどちょっと、だけどちょっと僕だって怖いな♪ おばけなんてないさ。お化けなんて嘘さ♪ 残暑いかがお過ごしでしょうか、まだまだ暑い。暑さ寒さも彼岸まで。残暑にちょっと涼しいお話を。 21歳の時である。役者仲間の一人が、ショットバーをオープンしたというので、祝いに駆け付けた時のお話。 バーは盛況で20人も入ればイモ洗いぐらいのスペースの店に30~40ぐらいすし詰め状態だった。どうにか人の波をかき分けて花束をオーナーに手渡し

お笑い芸人

JKの会話で出てきそうな「芸能人で誰が好き?」的な感じで「好きなお笑い芸人って誰ですか?」みたいな会話が時々出てくる。私はそう聞かれていつもすぐには答えられない。数が多すぎるからである。また、かるーい感じで、自分の持ち時間が少ない場面。忘年会や合コンなどたくさんの人がいるうちの一人だった場合の一人が答える尺は長くて30秒程度。そんな尺では到底語れない。多分、お笑い芸人さんたちをリスペクトしまくっているからだからだろう。 と、言う訳で今日は、「お笑い」について書いてみよう。

よさこいブームの終焉

ヨサコイ音頭。というものをご存じだろうか?高知ヨサコイ、札幌ヨサコイ等々、日本全国様々な場所でヨサコイ音頭を踊り狂う祭典が繰り広げられている。 うちのオカンは、ヨサコイ歴20年の大大大ベテランダンサーだ。自分たちのグループで踊るにとどまらず、小学校に教えに行ったりしているぐらい、情熱的にヨサコイダンサー歴を重ねてきた。 そんなオカンが、「もう今年でヨサコイ辞めるわ」と言い出した。毎年毎年参加していた高知よさこいもオカンの所属しているナニワ・オバハンダンサーズは不参加とのこ

激闘カップル!!

「あんなおっさん死んだらええねん!!」 を何十年も呪文のように唱えてきた彼女ですが、情が深いと言うかなんというか。 また、「死ね!!」を繰り返されてきた彼も根性が座っていると言うか、何も考えていないのか。 まぁ、なんと申しましょうか、ずいぶん前になりますか。壮絶な殴り合い、空前絶後の罵り合いを繰り返した結果、めでたく婚姻契約を解消したご夫婦のお話。 まあ、この二人のど元過ぎて20年を経て何やら怪しい雰囲気になっているのでございます。 「おっさんと沖縄行ってくるわ」と

無敵姉妹

叔母の70歳のお誕生日の時のお話。 70才と言えば古希。お祝いだ!!しかし、叔母の息子どもはやれロサンゼルスだ東大阪だとグローバルに羽ばたいているため、お誕生日会には欠席。それじゃなんだから、と妹であるうちのオカンが叔母のお誕生日会を企画した。 オカンがお誕生会の旨を叔母に電話するところからこの物語は始まるのである。 プルルルルル。ガチャ。 オカン:あっ姉ちゃん。うちやけど。今度の土曜日姉ちゃんの古稀の誕生日やんか。姉ちゃんの息子たち帰ってけーへんねやろ。〇〇(私)と

アイスな日々

9月に入ったというのに、あつい、アツイ、暑い、熱い!!!!今日もアチーーーーーー。 こんなに暑い日にはやっぱりアイスクリーム。ということで、アイスな日記を書いてみよう。 みなさん、アイスにおいて、お気に入りの一本と言うのが必ずあるものだ。それが、アイス。DNAに組み込まれている。そんな一本があるものです。 好きなアイス。子供の頃の定番アイスと言えば、「王将アイス」「ソーダーアイス」「ホームランバー」どれも駄菓子屋で帝王の座に君臨していたアイスたちである。1本三十円。この

ルー大柴天才説

先日、ひょんな話の流れから、「もしかして、ルー大柴は天才なんじゃないだろうか」ということになった。そこで今日は、ルー語で書いて見ようと思う。そう思う。 甥っ子のトークを私がすると甥のマザーであるマイシスターをはじめとする、ファミリー全員に烈火のごとくアングリーされちゃう。 妹「そんなんわかっとんねん!ほっといて」 オカン「私の大事な孫のことボロカス言わんといて!」 叔母「あんた、あんまりホンマのこというもんやないで!!」 てな具合である。 私はただただ純粋にヒー(小学

フェロモン欲しいわ~。

以前、「動物好きの極悪人」で登場した妹御が突然実家に帰ってきた。しかも一人で。いつもならフナッシー顔負けの意味不明行動を爆発的に行い、家をめちゃくちゃにしてくれる甥っ子どもがいない。 中学の時の同級生と映画を見てきたそうな。 妹御がアウトレットで購入してきた、ブレスレットを胸に当て、私に見せた。 「なっ!ぴったりやろ」 突然の言葉に私が当惑していると 「イエローゴールド。これやわー。若いころやってたシルバーが全然似合わへんようになってんねん。なんでや思う?」 私が

まだまだ夏だ!!夏に見たい映画!!

9月になったとはいえ、まだまだアツイ!暑さ寒さも彼岸まで!! 夏真っ盛り!まだまだ夏だ!ビールだ!!映画だーー!! 夏と言えば、熱い、熱いといえば祭り、祭りと言えばヨサコイ祭りである。 うちのオカンは、生粋の大阪人である。しかし、何故か「よさこいダンサー」として日本全国を踊り歩いている。 なので、私の家では、夏と言えば、よさこい。高知ヨサコイ祭り!! ヨサコイダンサーの聖地、高知ヨサコイ祭り!! 土佐の高知の はりまや橋で 坊さんかんざし 買うを見た よさこい よさ

もうだれも止められない。

そろそろ喜寿に手が届こうかという妙齢のうちのオカンは、20歳そこそこで子供を産み、青春のほとんどを子育てと仕事に費やしてきた。その反動大きく、オカンは40を過ぎたころから、趣味人に変貌を遂げた。 「私の青春を返せ〜」的な怨念がこもっているものだから、オカンの趣味に対する取り組み方は尋常ではなかった。 「一生に一回だけやから、お父ちゃんお願い。一回だけ海外旅行行かせて」 と、懇願するオカンに親父は 「海外なんぞ行ったら、手足切られて、ダルマにされて、海に捨てられんぞ」