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【LCC】999円の航空券で広島に行ってきた

 飛行機旅行に目覚めて以来10年近くANAマイラーをやってる。上級会員を目指したりはしていないが、ANA以外の国内線に乗ることはほとんどない。他社はピーチに1回乗ったくらいか?
 そんな私も「片道999円」と言われると、聞いたことないLCCでも乗ってみようかなという気がしてくる。
 しかし、999円である。東京駅から東海道線に乗ったら、小田原にすらたどり着けないような料金で成田から広島まで行ってくれるという。
 ・・・いったい、どんなヒドい機材とサービスなのだろうか?

引用:LCCjp

今回はスプリングジャパンという春秋航空が出資したJALグループのLCCのセールを利用した。 あらかじめ言っておくと999円で飛行機に乗ることはできない。大手航空会社が国内線で「7000円セール」と言ったら、大体の場合7000円で乗ることができる。しかし、LCCの場合はそうはいかない。
 まず、空港使用料と発券手数料がかかる。今回はそれぞれ600円だった。つまり、この時点で2199円ということになる。これが基本料金だ。ここから座席指定だ、荷物の重量アップだ・・・とやっていくとどんどん高くなる。今回は日帰りで荷物もカメラとiPadくらいだったので、基本料金のみで搭乗することにした。

空港到着から搭乗まで

 当日は京成線で空港に向かった。平日の早朝だったが、車内は立ち客もいるくらい混んでいた。LCCの出発ロビーがある第3ターミナルへは、空港第2ビル駅から向かう。

 駅を出ればすぐのT2と違いT3までは、そこそこ歩く。また、保安検査はT3の一番奥で行われるため、駅の改札から1キロくらいは歩いているのではないだろうか。

 チェックインカウンターで荷物の計量とチェックインを済ませる。基本料金で機内に持ち込めるのは7キロまでとなっている。保安検査もかなり混雑していたので、余裕をもって行動した方が良い。飛行機はもちろん沖止め。バスでかなり長い距離を移動する。

円奥に見えているのはT2

T2からT3、さらに一番奥で搭乗手続きをしたのに、T2を通り越してさらに沖まで行くことになるが、999円(2199円)しか払っていないのだから仕方ない。

機内およびサービスについて

 機内エンタメ等はまったくないし、ドリンク等の機内サービスは有料となっている。シートピッチは74cmで、他のLCCに比べて狭いということはない。

大手の79cmに比べるとさすがに狭い

 春秋航空出資の航空会社ということでもしや・・・と思ったが、安心してほしい。機内アナウンスや機内の表示はすべて日本語だった。外見からは分からなかったが、スタッフも流暢に日本語を話していた。

英語より上に中国語表記があるのは中華系ならでは?

 フライト自体は何のトラブルもなく、時間通りに広島空港へ到着した。大きい空港ではない広島では沖止めということはなく、ボーディングブリッジから速やかな降機となった。

まとめ

 乗る前は不安を感じていた999円航空券だったが、以前に乗ったピーチと比べて何の遜色もなかった。基本料金で機内に持ち込める荷物も他のLCCと変わりないし、乗務員の質が悪いということもなかった。
 もちろんLCCである以上、大手と比べれば多少窮屈だし、ドリンクサービスも無いが、国内線の1~2時間程度ならそれも気にならない。
 やはり、自宅~成田空港~広島空港~広島駅が往復1万円で済んだのは、大手や新幹線には無いLCC最大の魅力と言えるだろう。

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