なぜ服を作る人になりたいのか?

昔から服を作る人になりたかった(そして、ずっとチャレンジしてこなかった)と最初のnoteに書いたけれど、

https://note.com/arisutoarisa/n/n9f55a9817315

なぜここまで服を作ることにこだわっているのか、今回はその理由を書いてみる。


服作りに出会ったのは大学3年の時。
最初から服作りが好きだったわけではなく、むしろ「中学の時実習で大失敗したな…」というトラウマさえあった。

それがなぜここまでライフワークになってしまったのかというと、
「誰かのために作る」という喜びを知ってしまったからだった。


当時付き合っていた彼氏が、とても身長が高く(190㎝以上)、
それなのに細いから、似合うシャツがないのだと嘆いていた。

そこで私は、「腕と胴だけ伸ばして、あとは細身で仕立てれば、ぴったりのシャツができるのでは?」と考えたのだ。


結果、糸がところどころほつれながらも、サイズの合ったシャツに彼は喜んでくれた。


私自身も、背が低かったり、胸が大きかったりするせいで、着られない服がたくさんあり
(裾が床についたり、ワンピースを着るとマタニティに見えたり)、

「既製品だと似合う服がない」という人は、
実はたくさんいるんじゃないかとその時気づいたのだ。


私は専攻が家庭科学科だったので、一通り衣食住のことは学んだけれど、
一番お金をかけなくてもいい、命に関わらないのが「衣」だとは思う。

でも、好きな服を見つけたときの喜び、
それを着ているだけで味わえる高揚感、
いくつになってもおしゃれをすることの楽しさは、何物にも替えがたいものだ。


私は大好きな服を見つけたとき、
本当になんて美しいんだろう、なんて素敵なんだろう、ととても幸せな気持ちになる。
そんな服を、たくさんの人に着て欲しい。


そして体型なんかを理由に、そんな素敵な服を諦めることがないように。
どんな年齢でも、性別でも、体型でも、自分の好きな服を着る幸せはかけがえない。
それをたくさんの人に伝えたいのだ。


今はデザインもパターンもできないけど、
絶対に自分でデザインして服を仕立てるんだという、熱い想いを燃やしています。



このnoteを書き始めるまでは、叶わない夢なんか持っていても辛いだけだと思ってた。
いっそやりたいことなんか無い方が、何も求めずのほほんと幸せで入れると思っていた。


でも今は、
どんなに辛い状況でも、他の人にいじわるされても、
「私には夢があるんだ」と思うことで前に進むことができる。
何かいい方法はないか?と建設的に考えることができる。


これからも、小さな夢を叶えつつ、
大きな夢を叶えるため、小さな一歩を積み重ねていこうと思います。

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