【実験】大きな夢を叶えたいなら、小さな夢を叶えればいい？

大きな夢を叶えられなかった人は、
小さな夢を叶えることでそれを実現できるのではないか？
そう考えた私は、小さな夢をたくさん叶えることにした。
これはそんな実験の記録だ。

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物心ついてからずっと、パティシエになりたかった。
10数年抱えてきたその夢は、「甘いものが苦手」ということに気づき、あっさりなくなった。
その次は栄養士。だけど成分名が頭に入らなくてやめた。
その次は建築士。それも真っ直ぐ線が引けなくて諦めた。
その次になりたかったのが仕立て屋さん。服のデザイナーとパタンナー両方やりたかった。
そしてその夢だけが、ずっと消えなかった。

「服を作る勉強をしたい、自分のブランドを立ち上げたい」と思ったのは大学4年生のとき。
就職せず学校に通う道もあったが、「お金がない」という理由で、社会人になって貯金ができたらにしよう、ととりあえず就職した。

そしてこともあろうに、日常の仕事に追われてその夢を忘れてしまっていた。

就職した会社は薄給で、夢を叶えるどころか貯金もほぼできなかった。
私はお金が欲しくて転職した。
次の会社はホワイト企業で、ボーナスもたくさんもらえた。

ひもじい生活を抜け出したところで、やっと夢を思い出した。
しかし、やはりお金は貯まっていなかった。

おそらく学校に通えるだけの、その何倍ものお金はもらっていたはずだった。
だけど貯めていない。
それどころか。
私は大学を出てから一度も服を作っていない。

どうしてやりたいことなのに、一生物の夢なのに、叶えられないんだろう？
どうして手が動かないんだろう？
なぜやる気がしないんだろう？

本当はやりたくなんかないんじゃないか、と何度も諦めようとした。
でもその度に、テレビの特集、Twitterの言葉で、夢を叶えたい衝動は何度も起き上がった。

そこで私は、夢を叶えられない理由を深く考えてみたら、以下のような理由に行き着いた。

・私には夢を実行に移す力が足りてないのではないか？
・夢を叶えたらなくなってしまうのが嫌で、ずっと叶えずに持っておきたいのかも。
・芸術の世界に入って、打ちのめされたり、才能がないと思い知るのが辛いのかも。

ならば。
大きな、一生物の夢からではなく、
小さな、でもずっと持っていた夢から叶えてみればいいんじゃないか？

叶える力もつくし、夢がなくなってしまう悲しみや虚しさにも慣れる。
失敗することも怖くなくなるかも。

思いついた、小さな「叶えたい夢」は、
書き出してみればすぐにでも出来そうな生活習慣が多かった。

ここでは、小さな夢を叶えて(叶えられなくても)、
気付いたことや心境の変化を記していく。

そしてその積み重ねがいつか、
大きな夢の実現に繋がるといいな。つながりますように。

✳︎今の小さな夢一覧✳︎
・自分を綺麗な部屋に住まわせてあげる
・毎日9時間寝る
・肌を綺麗にすることを最優先にして生きる
・ヘアアレンジを凝る
・素敵な部屋に住む
・爪を毎日めっちゃ綺麗にする
・全く愚痴を言わないでみる
・全く過去を振り返らないでみる
・めちゃくちゃ笑顔で過ごす
・スマホを全くみない
・体温を上げる
・毎日フルコーディネートして出かける
・毎日乃木坂のダンス覚える
・家計を完璧に把握してみる
・ずっと作りたいと思ってたものをつくる

本当に、ささやかだけど、
そのささやかの積み重ねが大きな夢につながりますように。