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【速報】松原仁議員、共同親権について質問 ―共同養育を語らない「共同養育支援議連」

5月29日、衆議院決算行政監視委員会で、松原仁議員(立憲民主党)が、共同親権について法務大臣に質問しました。
松原議員は「両親が同じように権限を持つのが妥当」などと述べ、早期に結論を出すように大臣に求めました。

※松原議員は、共同養育支援議員連盟の副会長であるにもかかわらず、議場で「共同親権支援議員連盟」と言い間違えて、法務大臣に訂正されました。
質問の中でも、共同養育について具体的に語られることはありませんでした。

なお、齋藤健法務大臣からは、「私も実は経験者でありますので、いろんな思いが本件にはあります」との発言もありました。

ダイジェスト

松原議員「議連の提案書の扱いについて決意を伺いたい」
齋藤法務大臣「充実した調査審議がスピード感を持って行われなくてはならない。しっかりと支えるよう、担当部局ににあらためて指示したい」

松原議員「早期に方向性を出すように現場に促していただきたい」
齋藤法務大臣「私も経験者であり、いろんな思いが本件にはある」


動画

衆議院インターネット審議中継 (shugiintv.go.jp)
※該当の質疑は、1:19:22~1:23:10の約4分です。

文字起こし

(松原仁議員)
次に法務大臣、共同親権の問題であります。これ、大変な問題であります。私もこの共同親権の議連の副会長として活動しているわけでありますが、先般、5月26日、共同親権支援議員連盟(注:原文ママ)で、齋藤健法務大臣に共同親権を原則とする制度の導入を求める提言書を出したわけであります。
私もこの議連の一員として、何回も法務大臣にこの意見・提言を出してきたわけでありますが、いよいよ大きな山場を迎えている。やっぱり共同親権は当たり前であって、それによって例えばDV等は違う法律で規制するべきだとこう思っているわけでありますが、この共同親権の提案書、せっかく出されました。法務大臣としての、この扱いの決意をお伺いしたい。

(齋藤健法務大臣)
今月26日に共同養育支援議員連盟の皆さんから、離婚後の共同養育を実現するための法案の早期提出などを内容としますご提言をいただいたところであります。その場でも、来ていただいた全員の方からご意見を個別にいただきました。
この問題は、父母の離婚後の子の養育のあり方などの家族法制については、本当に様々な意見がございますので、幅広く意見に耳を傾けながらしっかりと議論することが大事だと思っています。
父母の離婚後の親権制度も含む父母の離婚等にともなう子の養育のあり方につきましては、問題のように、現在、法制審議会において調査審議が進められているところでありますので、諮問をした立場である私が、諮問答申の前に具体的な意見を述べると言うことは、やはり差し控えるべきだと思っていますが、ただ、子の利益の観点から充実した調査審議がスピード感を持って行われていかなきゃいけないと思っておりますので、法務省の担当部局には調査審議をしっかりと支えるように、あらためて指示をしたいと思っています。

(松原仁議員)
この共同親権っていうのは本当に世界では当然になっていて、子どもさん、被害者で、私、子どもさんと会いました。片っぽの母親に連れて行かれて、父親にずっと会えなかったと。やっぱりそれは子どもの権利として会いたいと。別に、父親が自分に暴力を振るったわけじゃなかったと。こういった話も聞かせてもらいました。
私はやっぱり、先に子どもを連れていった側が一方的に子どもに対しての様々な権利を行使するのではなく、両親が同じように権限を持つのが妥当であると。冒頭申し上げましたように、DVとかその他の面は他の法律で規制されるべきだとこのように思っております。したがって、今、大臣から早期ということがありましたが、早い段階で共同親権に関してはぜひとも方向性を出すように現場に対して促していただきたいということを強くご要請を申し上げたいというふうに思っております。何かご意見はありますか?

(齋藤健法務大臣)
早期に結論を出すということ、私もそう思っていますし、私も実は経験者でありますので、いろんな思いが本件にはあります。

(発言者不明)
経験者…

(松原仁議員)
あ、そうですか、大臣、経験者であれば、ぜひとも経験を踏まえて前向きにお願いしたいと思っております。


お読みいただき、ありがとうございました。
速報ですので、正確なところは、動画や議事録でご確認ください。

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