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4泊5日台湾鉄道一周の旅[1日目]

本日のスケジュール

夕方出国 → 桃園国際空港着、台北市内に移動 → 台鉄・台北駅にて翌日のきっぷを購入 → 台北で宿泊

1日目

※路線図を貼ってはみたものの、今日は台北から移動しないので
貼る意味あるか?という気がしないでもない。

こんばんは台湾

夕方に日本を出発し、台北の桃園国際空港へ。時差が1時間あるので、機内で腕時計のネジをグリグリ回し、時間を合わせます。国外に出るぞ、と実感する瞬間です。

現地時間の18時頃、空港に到着。台北市内のホテルに向かいます。
桃園空港から台北市内への移動方法としては、リムジンバス・タクシー・電車(MRT)があります。MRTは料金も安いし、40分くらいで市内に到着できるので、荷物がそれほど多くなければお勧めです。私は鉄道の乗り換えをスムーズに行うべく、スーツケースは使わずにリュックサックとサブバック(肩掛けショルダー)だけ持って行ったので、MRT一択でした。

きっぷ購入ミッション

翌日は朝8時前の列車に乗って出発する予定だったので、台北駅に着いたところで明日のきっぷを先に買っておこうと窓口に向かいます。

私は中国語を全く話せませんが、日本も台湾も漢字文化圏なので大抵のことは筆談で何とかなると、前回の旅行で学習済みです。そこで、

「台北→ 池上 自強号 成人二張」 

と書いたメモを事前に用意しておきました。「自強号」と「成人二張」は、それぞれ「特急列車」と「大人二枚」という意味らしいです。これを窓口で出せばスムーズにきっぷを購入できるはず。

わたし)「はろー」

英語で挨拶することで「見た目はアジア人だけど、中華圏の人間じゃないですよ~中国語分かりませんよ~」感を醸し出しつつ、窓口にメモを差し出します。さあ、きっぷを売ってくれたまえ。

窓口)(メモをちらっと見て)「〇※△?□※△?」
わたし)「は?」
窓口) 「〇※△?□※△?」
わたし)「ぱ、ぱーどぅん!?」
窓口) 「〇※△!?□※△!?」

何度聞き返しても、窓口の人は同じフレーズを繰り返すだけ。しかも、段々イライラしてきているのが分かる。
多分、というか絶対、きっぷを売るにあたって何か大事なことを中国語で聞いてきているんですよ。でも、私、中国語が本当に分かんないんですよ。だからわざわざメモを用意したんですよ。
きっぷを買うのに必要な事項は全部メモに書いてあるやーん。他に必要な情報ないやーん。きっぷ~、きっぷをくれぇ~。

私と窓口の人との会話(?)が完全に硬直状態となった、そのとき。

「もしかして、『今日(ちんてぃぇん)?明日(みんてぃぇん)?』って聞いてるんちゃう?」

それまで我々のやり取りを静かに見守っていた同行者が口を開きました。どうやら、ヒアリングに必死に挑戦してくれていた模様。そういえば、君、中国語ちょっとだけ分かるって言うてたな。

すぐさま「みんてぃぇん(明日)!」と窓口の人に力強く伝えたところ、無事、明日のきっぷを購入することに成功。きっぷ購入ミッションクリアです。やったね!

後で調べたところ、台湾では長距離きっぷでも当日限り有効のため、乗車日が分からないときっぷを買えないようです。日本だと距離にもよるけど有効期限が数日間あるので、すっかり油断していました。
せっかくメモを渡してるんだから、窓口の人がメモに『今日?明日?』って書いてくれさえすれば一瞬で解決した話では、という気もしますが、ちゃんときっぷも買えたし、中国語も覚えられたから、まあいいや(ポジティブ)。

ホテル探しミッション

その後、予約したホテルにGoogle Mapを駆使しながら向かうも道に迷い、やっと見つけたその場所にはホテルではなく相当年季の入った雑居ビルが建て込んでおり、目星を付けて入ったビルの入口横に置かれた簡易テーブルでは、管理人と思しきタンクトップ姿のおじさんが別のタンクトップおじさんと麻雀をしており…私たち、80年代の香港ノワール映画にでも迷い込んだのかな?(国も時代も違います)

さすがにここじゃないか、と思ってホテルの住所をもう一度確認すると、最後に「8F」って書いてある。念のため、おじさんにホテルの名前を書いたメモを見せてみると、おじさんは黙ってビルの奥を指差す。
えーっと、その先には、閉店時刻を過ぎてシャッターが下りたお店が並んでるだけなんですけど!?信じていいのか!?

でも、このままうろついていても埒が明かないので、腹を括っておじさんが指差した方へと歩いていくと、入口から死角になっているところにエレベーターを発見!ちゃんと8階にホテルがありました。無事、ミッションクリアです。やったね!

後で調べたところ(後で調べてばかりだな)、台北は地価が高いので、比較的安い価格帯のホテルは雑居ビル内にあることが多いとのこと。先に知っときたかったよ。

部屋には着いたけど

今まで色んなところに泊まってきましたが、こんな部屋、初めて見ました。

ホテル見取り図

※写真を撮り忘れたので、思い出しながら描いてみました。

いやいやいやいや。まてまてまてまて。
トイレしてるのもシャワー浴びてるのも、寝室から全部丸見えなんですけど!?ここ、普通のツーリスト用のホテルですよね!?何でこんな造りにしたん!?

一応、ユニットバス側にカーテンが付いてはいるのですが、どうせ閉めっぱなしになるのだから、最初から壁で仕切っておいてくれよ、という気持ち。「シャワー浴びながら寝室のテレビが見られます!」っていうのが売りなのだろうか…こちらはそんな要望出してませんけど…。

ホテルの予約サイトには、寝室とユニットバスとがちゃんと壁で仕切られている部屋の写真しか載っていなかったので、こんな造りになっているのはこの部屋だけかもしれません。ある意味、当たりくじを引いたのかもしれぬ。や、やったね!?

これにて1日目は終了。明日は列車に乗りますよー。

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