初めてサンタになった日。~ブックサンタ駆け込み体験記~
こんばんは、有澤です。
「ついさっきの自己紹介記事で『基本的には今までに行った旅の話をする』って書いてたじゃないか!」という声がどこからか聞こえてきそうですが、これはちょっと急ぎの件なんですよ。
皆さま、「ブックサンタプロジェクト」ってご存じですか?実は私も昨日(12/22)ネットで初めて知ったのですが、経済的に厳しくて本を買う余裕のない家庭のこどもたちに、新品の本を贈るプロジェクトが現在開催中です。具体的には、こどもたちに贈りたい本をプロジェクトに参加している書店で選び、レジで「ブックサンタに参加したい」と伝えて支払うと、クリスマス(購入時期によっては来年以降)にこどもたちの手元に本が届けられるというシステムです。詳しくはこちら→https://booksanta.charity-santa.com/
これに参加すれば、私でもサンタになれる!やったね!
と、喜び勇んでブックサンタのウェブサイトを開くと、2020年度の実施期間は11/1から12/24までって書いてある。えっ!?参加できるの、あと2日しかないの!?と思ったけど、「サンタが本を届ける」というコンセプトなんだから、12/24に終わるのは当たり前っちゃ当たり前。文句言われる筋合いないわな(だから今、急いでこの記事を書いている)。
しかも、所用により12/24に本屋さんに行けそうになかったので、私のブックサンタ・チャレンジチャンスは12/23の1日のみ。にもかかわらず、前日の夜に呑んだくれてしまい、当日起きたのは昼前。時計を見た瞬間に心がボッキリ折れる音が聞こえましたが、「こどもたちが…こどもたちが待っているぞ…」と気合いで布団から這い出て本屋さんに向かいました。ええ、もう気持ちだけは立派にサンタです。
「児童書コーナーにある本であればどんな本でも構わない」とのことなので、普段は足を踏み入れることのない児童書コーナーで手当たり次第に絵本やら図鑑やら小説やらをパラパラしながら、私が最終的に選んだ本はこちらの2冊。
「くまの子ウーフ」(作:神沢利子 絵:井上洋介 ポプラ社)
「さわれるまなべる やせいのどうぶつ」(作:グザウィエ・ドヌー 訳:松永りえ パイインターナショナル)
元々2冊購入するつもりでいて、「くまの子ウーフ」は私がこどもの頃に読んで面白かった記憶があるので購入。せっかくだから2冊目は普通の絵本じゃなくて図鑑か仕掛け絵本にしようと思い、触覚に焦点を当てた変わり種の「さわれる~」を選びました。
他にも贈りたい本がたくさんあったよ~~~でも予算の都合上買えなかったよ~~~無念~~~
ところでこのプロジェクト、自分が選んだ本が誰のところに届く(届いた)のか、個別には分からないんですよ。だから、私の場合、本をパラパラしながら、「この本は面白いけど読む人を選ぶ内容かも」とか、「いい話だけどちょっと説教臭いかな」とか考えてしまって、決めるのに結構時間がかかりました。せっかくなら楽しく本を読んでほしいし、あわよくば、これを機会に本好きになってほしいという邪念(?)も脳裏をよぎるし。
でも、レジで支払いを済ませ、「ブックサンタで」と言って店員さんに本を預けたとき、心が内側からポカポカしてきて、「ああ、こうやって自分以外の誰かのことを想いながら本を選ぶのって、とても豊かな時間の過ごし方だなあ」と思えたので、また機会があれば参加したいなと思います。
素敵な経験をさせてくれたブックサンタプロジェクト、ありがとう!
そして、みなさんもよろしければ是非!あと1日あるので!みんなでサンタになろうぜ!!
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