魔法使いが落ちてきた夏(タカシ トシコ/理論社/1996.7.1)

小学生の頃に何気なく図書館で借りて面白い!って20年くらい経ってもその感覚が残ってる本。漫画とかラノベとか読んだことない頃だったから余計新鮮で刺激的だったのだと思う。日常が非日常になるファンタジー。こんなこと起こらないかなあと小学生だった私は妄想してた気がする。

そんなことを思い出していたたらどうしてもまた読みたくなって、ネットで探したら中古品があった。すばらしい時代だ。

そして、今読んでもやっぱりちゃんと面白かったし、はらはらした。決してストーリーが複雑なわけではなく、斬新な設定というわけではないけど、それがよくて。空想に親しみやすい世界。登場人物の心情とか映像とかがぱっと脳内に浮かぶ感じ。

続きが出てもいけそうな設定で、それはそれで読んでみたい。一方で、この一冊だからいろいろ妄想して記憶に残っていたのかもしれない。身近にファンタジー好きの子どもがいたら夏休みの一冊としておすすめしたい一冊。


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