RDG レッドデータガール 1~6(荻原規子/角川文庫)

勾玉三部作が荻原さんの作品との出会いだった自分にとって、これぞ荻原規子さんの世界観という気持ち。大人になった今でも没頭して読んでしまうけど、10代のころに読んでいたらもっと大変なはまり方をしたと思う。

姫神、修験道、九頭竜、陰陽道、そして学園生活と、和風ファンタジーの定番設定のようでそうは感じさせない。知識があまりなくても楽しめるライトさがありながら、薄っぺらくない重厚さが共存していて感動する。

これで完結しているのがちょっと残念なのですが、想像の余地があるからこそ楽しいのかもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?