見出し画像

龍安寺、15個目の石はどこ?

雨が降りしきる秋分の日、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
この冒頭の挨拶からお分かりいただけるように、昨日ポストしようと思っておりました。

昨日は2回目の金閣寺の後に訪ねた嵐山について書きました。今日は1回目の後に行った龍安寺について書きましょう。

本当は、きぬがけの道をテクテクと、仁和寺から龍安寺、金閣寺へとお参りする予定だったのです。
なぜなら、ここに行くことを感化してきた「おとな旅」で三田村さんがそのルートで行っていたから。
別にファンでも何でもないんだが、いつも美味しそうにお酒をガブガブ飲んでいるのは、なんか良いよね。

さて、そんな参考ルートは念頭にありつつ、フレキシブルさが売りの私。
結局、伏見稲荷からの金閣寺、そして北野天満宮からの龍安寺、というはちゃめちゃなコースになりました。

龍安寺、とても良いよ。
いきなり簡潔な感想で失礼。

しかし、シンプルさはこのお寺のキーワード。
従って、的を得た感想と言える。

というのも、このお寺の目玉は枯山水の石庭!
冒頭の写真ですね。

石が15個置いてあるのだけど、絶対に14個しか見えないようになってる。
どの角度から見ても、14個。
一見シンプルな中に、遊びがきいてる感じが良い。

先日亡くなられたエリザベス女王も約半世紀前に来られたそうで、その時に「ロック・ガーデン」と絶賛されたのがきっかけで、海外からも注目を浴びるようになったんだって。

英語で、coolや awesomeとほとんど同義で rock を用いることがあるけれど、文字通りrock な庭だよね。

夕方近くということもあったけれど、このお寺本当に涼しくて。
石の鎮座を前に気持ちを鎮める。良いひと時。
時折、周囲から石をカウントする声が聞こえてくるのはご愛嬌ということで。

面白いのは、後ろを振り返ると見える絵。
庭の静けさと対称的に、躍動感あふれる龍の絵が襖一杯に描かれている。
この絵は、龍安寺を建てた細川勝元さんの没後550年を記念して、元総理の細川護煕さんが寄贈されたそう。
元総理の多彩ぶりに驚嘆。

境内は、緑紅葉が生い茂っていたので、紅葉の時期にはさぞ美しいのだろうなあ、と。

そんな素敵な龍安寺に行かれたら、セットで訪ねてほしいスポットがある。
ほとんど向かいにある、お漬け物屋さん。
「京つけもの 富川」
ここも三田村さんが訪れていて知った。

きぬかけ漬という細い大根のやつと、旬ギリギリセーフの水茄子をいただいた。
京都と言えばお漬け物だけど、ここのは本当に美味しかった。みなさまも是非。
他にも美味しそうなのがあったけれど、いかんせん日もちがしない物なので、またの機会に。

ではまた、ごきげんよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?