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レターズ4

拝啓

春寒の候、
寒さの中にも春の足音が聞こえてきますが如何お過ごしでしょうか。

 昨今の不安定で過酷な情勢、状況の中おからだに触りはありませんか、何事もからだが資本でございます、そうは言ってもこころの方も晴れやかでなければ真の健康には程遠いとも思います。
不安というものは何をしていても常に付きまとっていて考え出せば尽きることなく悪い方に飛躍しがちです。
もしかしたら自信とか確信とは曇天の中に射し込むかすかな陽光のように淡く脆いもので実はそちらの方が非日常に近いのかもしれません。

 振り返れば艱難辛苦枚挙に暇が無く、簡単な事柄などの方が余程少なかったように思えます。
こころ折れて逃げ出したこともありますし、打ちひしがれたことも度々ありました。
本当は見失っていただけなのに孤独感に苛まれてより孤立を深めていく愚かな振る舞いをしたこともあります。

 それでも今日のわたしがあるのは、逃げたり立ち止まったり、たまに立ち向かってみたり(苦笑)。
こういった動きを全て自己の判断で行い、何よりどんな状態になろうとも他人のせいにせず結果の良し悪しを受け入れてそれを糧に生きることを大切にしてきたからです。
 特に失敗したり理不尽なことは受け入れがたいですし出来れば誰かに放棄して解放されたいのが本音ではあります、ですが他人のせいにしてしまうとその事柄の本質を見失ってしまいます。
そして結果を自己の糧にすることが出来なくなります。

 浅はかで愚かなわたしですがあなたをはじめとする周囲の方々、わたしに今まで関わってくれた方々の支えによってなんとかやれています。
辛く厳しい、残酷な世界ではありますがそこから眼を逸らさずに動いていけば光は差すはずです、

どうかあきらめずに

余寒まだまだ続きそうですがくれぐれもご自愛下さい。

敬具

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