入社式のメッセージ。
※この文章は僕のアメブロ『誇りを失った豚は、喰われるしかない。』のうち、2011年04月12日にアップした『入社式のメッセージ。』に加筆訂正を加えたものです。
「このような状況下で人々の不幸を最小限にとどめるために役立てないなら、いつ役に立つのだという思いだ」(ソフトバンク社長・孫正義氏)
「前を向いて事業を継続することが、震災の惨禍を乗り越えるために企業に求められる社会的使命だ」(ダイキン工業会長兼CEO・井上礼之氏)
「日本が再び立ち上がり、力強くたくましく歩き出す原動力になってほしい」(三菱化学社長・小林喜光氏)
「これから全く新しい価値観が生まれ、復興を後押しするだろう。日本の覚醒と呼んでもいいかもしれない」(博報堂社長・戸田裕一氏)
なるほど、皆さん熱いメッセージを発信させていますね。これは『東日本大震災』があった2011年の世相がふんだんに反映されているのかと思いますが…。
僕の入社式のメッセージはといえばいまだに忘れられないのが最初に勤めた会社のときの配属先で有った東京支店にて、当時の上司であったK課長に言われた
「お前たち、今まで勉強してこなかったんだよな!? 勉強してこなかったからこんな会社に入るしかなかったんだよな!? もしお前らが勉強していたらもっといい会社に入っていたもん。でも、ここに入れば金だけは稼げる。必死になって働いて金を稼げ。」
後半はうろ覚えでしたが、確かこのような内容でした。
現在ではその会社は事実上倒産となってしまいましたが、そこですごした時間はいい意味でも悪い意味でも現在に至るまで忘れることができません。そのときそこですごした同僚や上司も、今では散り散りになって、連絡さえもつきません。まぁ、別に困らないからいいんですけれど。
この文章を読んでいる方々はおそらくそういう経験をされることはないかと思いますが、
「アンタみたいにはなりたくないよなぁ~。」
嗤いながら後ろ指を指してくださっても結構ですから、どうぞ僕の体験を踏み台にして、いっていただければ幸甚に思います。
現在はこういう会社は「ブラック企業」として糾弾される側にあるわけですが「資本の論理」がそれをどこまで許すのかどうか…。神ならぬ身には分らないことです。
●参考資料
Webサイト
・「入社式続々 孫正義氏ほか熱いメッセージ多数紹介」
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