【知財転職】AIで多事業を展開するエクサウィザーズの知財担当募集を分析しました
AIを活用してロボット、創薬、介護、HR、金融、カメラなど幅広い分野での事業を展開するエクサウィザーズが、知財担当を募集しています。
これまでのスタートアップ・ベンチャーでの知財担当経験をベースに、エクサウィザーズの募集要項を見ながら、エクサウィザーズでの知財業務を分析してみます。(執筆時点で募集中)
エクサウィザーズの基本情報
エクサウィザーズは2016年設立の比較的若い会社です。
簡単に言えば「AIを使って色々やっています」ということですかね。
2016年にAIを軸にしていたのは先見の明があるように思います。当時AIが今ほど注目されていませんでしたが、最近はOpenAIのChat−GPTのリリースを皮切りにAIは技術トレンドど真ん中です。
多くの企業は自社の既存サービスにAIを活用する方向でAIを取り込んでいますが、エクサウィザーズはAI発信なのが面白いと思います。
エクサウィザーズの特許情報
エクサウィザーズの特許をJ−PlatPatで調べると168件の特許出願が確認できます。(商標は93件)
2016年に創業のスタートアップなので、平均すると年間21件ペースで出願しています。多いですね。
もう少し細かく見ると2019年から特許出願件数が増えています。
ここからOA対応(審査対応)ががっつり増えてくるので権利化が多くなりそうです。
募集内容を見ながらもう少し詳細に分析していきます。
募集背景
募集ページには以下の記載があります。
実は、エクサウィザーズは知財活動立ち上げのときにも募集をしていました。なので、その時の募集要項も覚えていますが、当時は「明細書は内製」という条件でした。
現在も募集要項に「明細書内製を含む」の記載があるので、明細書内製は前提としておいたほうが良さそうです。
(この場合の期限管理は社内でやっているのだろうか・・・?)
業務内容
業務内容には以下の記載があります。
特別珍しい業務があるわけではありませんが「パテントマップ作成」が含まれているのは気になります。
また、このブログにある通り、すでに起ち上げ済みの知財組織があるので、メインの業務は権利化になると想像します。
年収は?ストックオプションは?
募集ページの給与情報では「年収 420万円 ~ 804万円」と具体的なレンジが記載されています。(上限の金額が定まっているのが個人的に気になりますが・・)
エクサウィザーズは上場済みなので上場前に付与されるストックオプションはありません。持株会についても記載がありません。
リモートワークできる?
募集ページで以下の記載があります。
コアタイムへの言及はありませんが、週4/5がリモートと記載されているので、リモートワークが良い方にとっては条件が良さそうです。
※ただ、リモートだと発明発掘は大変です。プロダクトメンバーとの人脈ができずらい傾向があります。
以上の募集内容をもとに、実際に求められている成果や、想定される忙しさ・高い評価を得る動き方を分析し、どのような人材が転職に向いているか解説したいと思います。
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