【知財転職】カーボンナノチューブの株式会社カーボンフライの知財担当募集を分析しました
カーボンナノチューブ事業を展開する株式会社カーボンフライが、知財担当を募集しています。
これまでのスタートアップ・ベンチャーでの知財担当経験をベースに、カーボンフライの募集要項を見ながら、カーボンフライでの知財業務を分析してみます。
（執筆時点で募集中）
カーボンフライの基本情報
株式会社カーボンフライは2016年設立の会社です。
VTuber事務所の会社ですが、メディア開発やメタバースなども展開をしています。２次元コンテンツをベースに事業展開をしている企業です。
カーボンフライの特許情報
株式会社カーボンフライの特許をJ−PlatPatで調べると特許出願は0件です。
2022年1月31日に創業のスタートアップなので、特許出願はこれからという感じでしょうか。
ただ、知財担当の採用に着手するのは早いと思います。（良い傾向）
募集内容を見ながらもう少し詳細に分析していきます。
募集背景
募集ページには募集の背景が記載されていません。（読み解くのは難しい）
カーボンフライの募集ページ情報によれば従業員数は業務委託・顧問を含めて50名なので、知財担当を採用して知財活動を開始するといったところでしょうか。
業務内容
業務内容には以下の記載があります。
職務内容
◇特許出願や知的財産戦略立案など幅広い業務経験が積めます
■業務内容：知的財産担当として特許出願、権利化実務業務をお任せします。
具体的には、
・発明発掘から国内外特許出願
・各国審査対応
・権利化
・異議申立や特許無効審判など権利維持の対応 まで一貫して担当していただきます。
また、ご本人の能力・経験に応じて、他社特許対応、権利活用、知財関連契約の作成・審査、知財渉外などについてもお任せします。
下記業務をお任せする可能性がございます。
・発明発掘・出願権利化業務：開発部門と連携した発明発掘
・ブラッシュアップ
・中間手続；国内外の特許事務所への新規出願
・中間手続のインストラクションなど
・他社特許対応業務：他社特許の監視
・分析、特許クリアランス、特許抵触性・有効性判断など
特許出願をメインとしつつも、調査や係争対応も含まれています。
人数規模を考慮すると、商標や著作権なども対応する必要がありそうです。
いわゆる知財担当ですね。
また、必須の応募資格として以下の条件があります。
・発明発掘、日本及び外国特許の出願、権利化の実務経験をお持ちの方
・大学・大学院、企業等における技術系(素材・高分子化学・有機化学・生物化学系・精密機械など)の経験
やはり素材系の経験がないとNGです。
となると必然的に、素材系・化学系の会社で知財担当（特許担当）やっていました。という方以外にはハードルが高そうです。
（ソフトウェア専門の私には絶対無理ですね。）
年収は？ストックオプションは？
募集ページの給与情報では「500万～700万（年棒制）」と具体的なレンジが記載されています。
（上限の金額が定まっているのが個人的に気になります）
ストックオプションや持株会について記載がないため詳細は不明です。
年収レンジが低く、創業間もないので転職するのであればSO必須で転職したいところです。
リモートワークできる？副業OK？
リモートワークの制度は募集に記載がありません。
勤務時間は「フレックス 09:00 ～ 18:00（コアタイム 11:00～16:00）」となっています。
ちなみに副業の可否に関する記載はありません。
（個人的にですが、この年収レンジで副業不可なら転職しないです）
※リモートOKの会社でも職種によってはNGの場合があり、知財もリモートNGの場合があります。要確認です。
以上の知財担当募集をもとに、実際に求められている成果や、想定される忙しさ・高い評価を得る動き方を分析し、どのような人材が転職に向いているか解説したいと思います。
スタートアップ・ベンチャーでの知財担当経験が多い＆長いので、分析に自信はありますが、あくまで予想や主観なので閲覧制限をかけておきます。気になる方だけ見ていただければと🙏（あと、年収周りの話が多いです笑）
ちなみに、２記事以上見られるなら定期マガジンがオトクです🙏
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