菊花賞2023予想

今年も競馬ファンが血統おじさんになる時期がやってきました。
昨年はジャスティンパレス本命対抗ボルドグフーシュでワイドと三連複を取ることができました。
今年は昨年と違い菊花賞に皐月賞馬とダービー馬がいますし、春のクラシックで好走した馬も多く出走してきているため見どころが多いレースになるのかなと思います。
今年も土曜夜時点で上位5頭プラス穴で気になっている馬という構成で書いていきたいと思います

上位人気馬評価

1人気 ソールオリエンス

皐月賞1着、ダービー2着で前走はセントライト記念2着と世代最上位と言ってもいい成績を残しています。
血統ですがブラックタイド=ディープインパクト(血統上は全兄弟なので)と考えると京都の菊花賞向きの父系ではあると言えます。(キタサンブラック自身も菊花賞、天皇賞春を勝っている)
サクラバクシンオー経由でプリンスリーギフトの血を引いているのもいいです。(京都の長距離で活躍したフィエールマンも母系にプリンスリーギフト持ち)
母父Motivatorはタイトルホルダーと同じで、米国的なスピードが補強されたサドラー系です。母系をたどると昨年の勝ち馬アスクビクターモアと同じくブラッシンググルーム系のRanbow Questを持つのもいいと思います。
血統は今年のメンバーの中では向いている方の1頭だと思います。
データ面ですが、昨年も書いた通り菊花賞はいかにフレッシュな状態で臨めるかが重要になります。その点で関東馬であるというのは割引要素になります。阪神のときは関東馬もそれなりに走っていましたが、京都開催だと禁煙ではフィエールマンとサトノフラッグのみになります。
普通に回れば一番強いと思いますが全幅の信頼ができるかというと少し怪しいかなと思っています。

2人気 タスティエーラ

今年のダービー馬で皐月賞2着でダービーからの直行ローテとなります。
血統面から見ると父がノーザンダンサー系は過去8年馬券絡みなしになります。父系の評価はあまりできず母系もスタミナに富んだ構成とは言い難い印象です。
消耗という点では最も間隔が空いているのでその点は有利に働くのではないかと思っています。鞍上が変わっても毎回好走できるのは操縦性も悪くないということだと思うのでモレイラJへの乗り替わりも問題にはならないかなと思います。
個人的には血統面から菊花賞向きの馬ではないと思うので消したい一頭になるかなと思います。

3人気 サトノグランツ

神戸新聞杯をレコード勝ち。上がり3Fの1位こそ未勝利戦くらいですが、コンスタントに速い上がりは使えています。
血統面ですが、サトノダイヤモンドは父がディープなのでディープ系と見ると相性はいい部類(サンデー系で好走しているのはほぼディープインパクト産駒)になると思います。
母系は欧州要素多めで好走馬に多いニジンスキーをクロスで持つのもいいと思います。ソールオリエンスといい勝負の血統かなと思いますが全体のスケール感はソールオリエンスのほうがあるかなと思います。
ローテ面ですが、京都開催のときは神戸新聞杯組が強いのは好材料かなと思います。阪神開催のときはノーザンF生産以外の活躍が目立ちましたが、京都開催は馬券内独占の年も多くその点も好材料かなと思います。
減点要素は長距離戦の川田Jがあまり振るわない点かなと思います。

4人気 ドゥレッツァ


未勝利~3勝クラスまですべて上がり1位で4連勝と夏の上がり馬になる1頭かなと思います。
血統面は父ドゥラメンテ=キングマンボ系と考えたときに京都の長距離戦で馬券になったのは極悪馬場のときのキセキとユーキャンスマイル、エアスピネルの3頭のみになります。今年の春天はタイトルホルダーはレース直前からあまり状態がよくなかったとはいえ万全でもどうだったかなと思っています。母系も米国系のヘイロー系なのはマイナスですが、母系の深いところにはラインゴールドやニジンスキーを持つのである程度のスタミナは持った血統になるのかなと思います。(ラインゴールドはプリンスリーギフト系)
ローテも8月の条件戦から間は空いているので余力はある状態かなと思います。前走3勝クラスは過去10年好走馬が出ていないところは減点かなと思います。
京都の菊花賞で唯一勝ってるフィエールマンに乗っていたのはルメール騎手というところからも抑えは必要だけど強気には出れないくらいの評価です。

5人気 ハーツコンチェルト

ダービー3着で前走は神戸新聞杯を5着でしたがイン前取った2頭が馬券内に残った中外を回して追い込むレースをしたので展開は向いていなかったかなと思います。
血統面はハーツクライ産駒は実は案外な結果で系で見るとジャスタウェイ産駒のヴェロックスが唯一といった感じになります。
母系は菊花賞レコードを持つ馬と同じくUnbridled's Songなので高速決着となった場合は向くタイプになるのかなと思っています。
ローテ面は関東馬ですが、調教タイムを見ると神戸新聞杯直前からずっと栗東滞在していそうなので他の関東馬より輸送面での負荷は小さいのかなと思います。
判断が難しい1頭だなと個人的には思っています。

穴候補

9人気 リビアングラス

前走左回りの2勝クラスを使っていた馬は過去10年で0-1-3-2でアリストテレスやユーキャンスマイルが近年の好走馬になります。どちらの馬も差すタイプなのでこの馬とタイプは違いますが今年は該当馬はこの馬だけです。
キズナ産駒はディープ系なので父系の血統は悪くないです。母系は若干米国寄りなのでスタミナ面はあまり強調できませんが、ニジンスキー持ちでノーザンダンサーのクロス持ち。母系の奥の奥に一応ロベルトと強調はできないですが全くだめでもないといった感じの構成です。
同型馬がサヴォーナとファントムシーフがいますがどちらもなにがなんでもハナというタイプではないので主張すればすんなり隊列も決まるかなと思います。

7人気 サヴォーナ

前走神戸新聞杯アタマ差2着です。
こちらもキズナ産駒で母系は欧州要素強めですが好走馬に多いニジンスキーやロベルトは持っていません。
前走展開は向いたとは思いますが、長いところで適正を見せているのでここも相手には入れたい一頭かなと思います。

8人気 トップナイフ

前走は札幌記念2着でしたがこれは勝った馬が強かったのでその中で古馬に混じって2着は立派な着順かと思います。
血統面はタスティエーラとこで上げた通り父系がノーザンダンサー系なのであまり良くないです。母系はブラッシンググルームがあるのとヌレイエフもありますし、テスコボーイからプリンスリーギフトも引いているので悪くない構成かなと思います。
この馬はどちらかというとローテ面を評価したい1頭です。夏の札幌で使われて間を空けられた関西馬になるので余力という面で魅力的だと思います。
鞍上がG1で息子と一緒に乗ると父兄参観しがちなのだけが心配ですが。。。

まとめ

京都の菊花賞は上位人気(1人気)が強いのでそこらへんは意識する必要があるかなと思います。あとは京都競馬場自体改修されて外回りの4角が緩やかになったことで加速がしやすくなったので少し有利な血統が変わってくる可能性もあるかなと思ってます。
現時点ではソールオリエンス、サトノグランツ、リビアングラス、サヴォーナの4頭を中心に考えようかなと思ってます。

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