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【『一勝九敗』読了】日々の掃き溜めNo.112


ユニクロ・柳井正さんの『一勝九敗』を読み終えました。

2003年に発売された本です。当時だと売上が3,000億円を突破したころです。

さっきネットでユニクロの直近の決算を調べたところ、2019年8月期で売上は2兆2,905億円。本が発売された時と比べて、約8倍弱の売り上げ増ですね。すごすぎる。


この本の、というか柳井さんの凄いところは、目新しいことがほとんどないところ。つまり、読んでみると当たり前のことしか書いていないような印象を受けます。

例えば、ユニクロには経営理念が23条あって、巻末に全文と解説が載ってあります。その第1条と第2条を紹介すると、、、

第1条:顧客の要望に応え顧客を想像する経営

第2条:良いアイデアを実行し、世の中を動かし、社会を変革し、社会に貢献する経営

文字だけ読むと、「まぁそうだよな」という印象かもしれません。でも、本にもいっぱい書かれていますが、1条1条に対して柳井さんは何時間でも話せます。

つまり、シンプルな1文の裏には膨大な思考と経験が存在しているんです。

「言うは易し、行うは難し」

まさにこの言葉がぴったりです。

当たり前のことを愚直に続けることは本当に難しいです。

「平凡の非凡」という好きな言葉があるのですが、本書はこの言葉を確かな温度感をもって表現した本だと感じました。

経営者の方や、将来起業を目指される方には特にオススメです。あと、一般社員の方にも、経営者の目を持つという意味でオススメです。


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本日も読んでいただきありがとうございます。

では!

西川恭平


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